これから起業を考えてる方に読んでほしい名著19選
ferret編集部:2015年5月26日に公開された記事を再編集しています。
ビジネスパーソンであれば、ビジネス本を読んで勉強したほうがいい、と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
特に、企業経営を考えている方であれば尚更のことです。
しかしビジネス本を読んだ方がいいことは知っていても、膨大に存在する本の中から自分に必要な本を選択するのはとても難しいものです。
一体どれを読んだらいいのか悩んだり、読んでは見たけれど難解で理解出来なかったという方も多くいらっしゃいます。
今回は、これから企業経営をお考えの方にオススメの必読本19冊をご紹介します。どれも多くの企業経営者が愛読する名著ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
有名企業の経営者も愛読する必読本19冊
1.人を動かす/デール・カーネギー著
デール・カーネギーの代表作で、人とどうやって関わっていくかといった人間関係構築について書かれた本です。
ビジネスの成功には人をどう動かすかが非常に重要で、起業家・ビジネスマンなら業種、職種問わず必ず見ておきたい普遍的な内容です。
2.ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か/エリヤフ・ゴールドラット、ジェフ・コックス著
工場業務を改善していくプロセスをストーリー仕立てで書いた本です。
生産についての理論を扱っていますが、小難しく書かれていないので初心者にも理解しやすくオススメです。様々な問題に直面した時の、業務改善・解決の方法を実践的に学べる一冊です。
AmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏が同社経営幹部に必ず見せる本としても知られています。
3.7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー著
リーダーシップの研究者スティーブン・R・コヴィーのベストセラーで、成功するための7つの原則を紹介しているお馴染みの自己啓発本です。
インサイド・アウト(内から外へ)を基本に私的成功、公的成功、再新再生を達成するための習慣を紹介します。
人として成長するための指針となる、何度も何度も繰り返し読みたい一冊です。
4.プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか/P・F. ドラッカー著
ドラッカーが著作した10作と論文から抜き出して再構成した本です。
生き方、働き方をテーマにしており、自らの能力を見極めて知的生産性を向上する方法を説いています。
ドラッカーを初めて読むという方に特にオススメしたい一冊です。
5.ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則/ジム・コリンズ著
ビジョナリー・カンパニーの基準に当てはまる「ウォルト・ディズニー」「ソニー」「3M」といった優良企業18社の成功事例を紹介する本です。
永続する企業に共通する原則について書いており、ビジョン・理念がいかに重要なものであるかを検証しています。
経営に対する考え方が本質的に理解できる一冊です。
6.道をひらく/松下幸之助著
1代で旧松下グループを築き上げ「経営の神様」と呼ばれた、松下幸之助氏の言葉をまとめた代表作です。
「仕事をより向上させるために」「日々を新鮮な心で迎えるために」といった11の目次で構成しており、仕事に関する考え方から、人生の教訓になる言葉まで普遍的な内容を綴っています。
悩むようなことがあった時に読み返したい、あらゆる方の人生の指針となる一冊です。
7.経営学/小倉昌男著
当時儲からないと言われていた個人宅配市場を切り開いた元ヤマト運輸社長、小倉昌男の著書です。
ヤマト運輸の経営危機から改善・黒字化に至るまでのエピソードを、とにかく豊富に綴った一冊です。
経営者の志、執念を感じることができます。
8.道は開ける/デール カーネギー著
悩み、問題解決に対する心の持ち方・考え方を説く古典的名著で、世界各国でベストセラーとなった本です。
本書は聖書、哲学書、古人といったあらゆる例から「悩み」への対策方法をまとめたもので、悩み克服のためのアドバイスを具体的に記しています。
落ち込んだ時、不安に思った時に心を軽くしてくれる一冊です。
9.孫子の兵法/守屋 洋著
[孫子の兵法](http://www.amazon.co.jp/dp/4837900186/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1431415226&sr=1-
2&keywords=%E5%AD%AB%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%85%B5%E6%B3%95)
中国春秋時代に孫武が著わした兵書『孫氏の兵法』を解説した本です。
現代ビジネスにも適用できる、普遍的な戦略のベースを学ぶことができます。
所々に解説、逸話が書かれており、孫子の兵法書の中でも分かりやすいので、とっつきにくいイメージを持っている方に是非オススメしたい一冊です。
10.マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則/ピーター・F・ドラッカー著
ドラッカーの著書を初心者向けにまとめた、マネジメント理論の基本をしっかりと理解できる入門書です。
初心者には多少難解ではありますが、本格的にマネジメントを学ぶことができます。話題のベストセラー小説『もしドラ』の元の本でもあります。
多くの経営者がバイブルとして愛読している一冊です。
11.リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間/高野 登著
最高のサービスを誇るザ・リッツ・カールトン・ホテル初代日本支社社長・高野登の著書です。
同社のサービスに対する考え方、クレド(信条)といった内容を豊富なエピソードとともに綴っています。
これから企業する方はもちろんリーダー、経営幹部にもオススメの一冊です。
12.コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 基本編 /フィリップ・コトラー著
世界中のビジネススクールでも採用されることが多い『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』の再構成版です。
この基本版は前述の著書だと難解すぎる、敷居が高いと感じている方向けに作られているので少しだけ気軽に読むことができます。
マーケティングを学んだことがない初心者の方にオススメの一冊です。
13.坂の上の雲/司馬 遼太郎著
司馬 遼太郎の代表作の一つです。
日本の近代化をテーマにした歴史小説ですが、ビジネスにおいても多くのヒントをもらえる本として有名で多くの経営者、ビジネスパーソンが愛読しています。
リーダーシップ、失敗例といったことが学べるので一度読んでおきたい作品です。
14.論語/金谷 治訳注
「四書」の1つである論語の解説本です。
東洋学者の金谷氏の訳であるこちらの本は現代語訳と注釈を付加しています。
多数の解説本が出ている『論語』ですが、その中でもシンプルかつ読みやすい一冊です。論語を読んだことがない初心者の方の入門書としてオススメです。
15.競争の戦略/M.E. ポーター 著
競争戦略の基本原理を説いた、マイケル・ポーター教授の名著です。
経営学(MBA)コースでは定番テキストになっており、多くのビジネスマンがこの本で戦略を学んでいます。
5つの力(5 Forces)ほかいくつかの基本概念を知ることが可能で、これから企業するなら絶対に読んでおきたい一冊です。
16.企業参謀/大前 研一著
経営コンサルタント大前研一氏の著書で、マッキンゼー入社後の同氏の私的メモをまとめたものです。
ビジネススクールでロジカルシンキングのテキストとして広く使われており、問題解決のためのアプローチ方法をしっかりと学ぶことができます。
戦略的思考を身につけたい時オススメの一冊です。
17.問題解決プロフェッショナル/齋藤嘉則著
問題解決のジャンルでは定番といわれるほどの本です。
仮説思考、ロジックツリー、MECEといった問題解決の理論を分かりやすく実践的に解説しており、実際のビジネスで使える内容が盛り込まれています。
実践例も入っているので理解を助けてくれます。
18.V字回復の経営
事業再建コンサルタントの三枝匡氏が、架空の日本企業の事業改革をテーマに執筆した著書です。
内容の90%以上が実在する企業をもとに書かれている、ほぼノンフィクションの作品です。
読み物としても楽しめるだけでなく、不振事業を再建するために必要なこと、改革するためのステップを知ることができます。
19.ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する/W・チャン・キム,レネ・モボルニュ著
経営思想家W.チャン・キムとレネ・モボルニュの世界的に有名なベストセラーです。
従来の戦略(差別化、低コスト、ブランディング)を離れ、ブルー・オーシャン(競争を無意味にする未開拓の市場)を切り開くことを述べた経営戦略のビジネス書です。
経営戦略を学ぶためには外せない一冊です。
まとめ
以上、今回はこれから企業経営をお考えの方にオススメの必読本19冊をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
ビジネスで成功するためにはあらゆるテクニック・知識を習得する必要がありますが、いつでも変わらない原理原則はどんなビジネスでも必要です。
今回は有名なビジネス本ばかりをピックアップしましたのでなんとなく知っている、読んだことがあるような気がする、という方も多いかとおもいますが、しっかりと読んだことのない方、まだ理解が足りないという方は是非一度は読んでみてください。
本を読むのが苦手という方も、この機会に興味ある1冊を読んでみてはいかがでしょうか。
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