SEOリスティング広告、SNS運用やメルマガなど、自社の収益を上げるためにWebマーケティングに取り組まれている企業様は多いです。
デジタル化の波が進む中、Webマーケティングはいよいよ無視できない存在となってきました。
大手企業のWebマーケティングに関する先進的な取り組みや施策状況などはよくニュースで報じられていますが、大手以外の、国内企業の90%以上を占める中小企業(※)はWebマーケティングに対して現状どのように取り組まれているのでしょうか。

多くの中小企業のWeb担当者様にご利用いただいているferretは、会員様向けにWebマーケティングの取組状況についてのアンケート調査を行いました。
今回は、調査結果のデータを公開します。

※本記事における中小企業の定義は、中小企業基準法を元にしています。
参考:中小企業庁:「中小企業・小規模企業者の定義」

アンケート概要

テーマ:「Webマーケティングへの取り組み」に関するアンケート
調査手法:インターネットリサーチ
実施期間:2015年05月27日(水) ~ 2015年06月01日(月)
対象:全国のferret会員男女619名

1.回答者の属性について

1-1.所属企業の年商別割合

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所属企業の年商別割合
回答いただいた会員様のうち、9割以上が年商100億円未満であり、1億円未満の企業が78%を占めています。
中小企業庁のデータによると、国内企業の9割以上を中小企業が占めており、うち小規模事業者として分類されるのが8割以上というデータと照らしあわせても、現在の国内の状況との乖離は少ないと考えられます。

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1-2.所属企業の業種別割合

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所属企業の業種別割合

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業種で見ると、インターネット業、サービス業、卸売・小売業が多数の割合を占めていました。
ferretは、元々は無料のSEOツールを提供するサービスとしてスタートしており、サービスの特性上Web業界の方々を中心にご利用頂いていたためこのような結果となっています。
また、サービス業や小売業のようなBtoCビジネスを行っている中小規模の企業様の場合、SEOなどは外部企業に依頼せずWeb担当者自身で行う、というケースも少なくないため多数の割合を占めていると考えられます。

1-3.所属企業のWeb担当者数

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所属企業のWeb担当者数

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回答された企業のうち、約半数が1人でWebを担当されており、3名以下で運用されている所が8割を占める結果となりました。
中小企業の場合、売上に繋がるかどうかわからないホームページ運用にそこまで人数を割くことはできないのが現状でしょう。