動画広告成功事例

実際に、動画広告を成功させている企業の例を見て見ましょう。
動画広告と一口に言っても、SNSのコンテンツ形態で動画広告を制作する事例や、InstagramストーリーズやIGTV、TikTokの活用、YouTube広告など出稿先もスタイルも様々です。

アウディ(YouTubeインストリーム広告)

YouTubeの動画広告には、動画の前後や途中に挿入される6秒以上のインストリーム広告と、6秒と短尺のバンパー広告があります。
このインストリーム広告をうまく活用して成功を収めているのが、自動車メーカーの「アウディ」です。

YouTubeのインストリーム広告の特徴の一つが、広告再生から5秒を経過するとユーザーが動画広告をスキップできるところ。全て試聴した場合に課金され、スキップされた場合には広告費が発生しません。

そこでアウディが考えたのが、スキップされることを前提に考えた動画広告です。
この広告に登場しているアウディR8は、発進から3.5秒でトップスピードまで達せられるのが特徴の商品です。そこで、スキップ可能になるまでの5秒を①発進からトップスピードに達するまで(3.5秒)と、②社名・商品名の訴求(1.5秒)に集約。5秒で十分広告で伝えたい内容をまとめています。さらに、5秒後には「You can skip the ad now(もう広告をスキップしても大丈夫)」とテロップを出す徹底ぶり。

あえて、広告をスキップさせるという斬新な手法で、ユーザー行動を考えつつ、最小限の投資で最大限の広告宣伝効果を上げることに成功しています。商品訴求のためには、動画試聴完了率が必ずしも高くなくて良い、という好事例かもしれません。

参考:「5秒しばり」を逆手に取ったYouTube動画広告 〜アウディとオペル 2つの成功事例

ダスキン(YouTube動画広告)

ターゲット層に的確に届け、問い合わせ数増加に結びついた動画広告事例としてご紹介したいのが、ダスキンのアニメ広告動画です。40〜60歳女性というターゲット層に向けたこの動画広告では、アニメーションを使って介護支援サービス(ダスキン ホームインステッド)の内容をわかりやすく訴求。問い合わせ件数が倍増しています。

YouTube動画広告はスキップされてしまうのではないか……と思われがちですが、動画のクリエイティブの工夫と正しいターゲット設定により、効果を得ることも十分可能という事例です。

popin Aladdin(インスタグラムストーリーズ広告)

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画像出典:popIn Aladdin Instagramストーリーズ広告

動画広告はYoutubeのみならず、SNSでもよく目にするようになってきています。
例えば、Instagramであれば、フィード投稿だけでなく、ストーリーズでの動画広告活用事例も出てきています。

プロジェクターとシーリングライト、スピーカーの3つの機能を兼ね備えた「popin Aladdin」は、ストーリーズ上で動画を使って使い方を訴求。画面真ん中に動画を、下部にテキストを配置しています。ストーリーズ広告は動画広告とも相性がよく、Instagramアカウントへと誘導。気軽に広告が出稿できるので、CV単価もトライアンドエラーでよりよいものへとシフトできます。