7月10日、Instagram(インスタグラム)の一部アカウントでフォロワー数が急増する現象が起こりました。
後にInstagramから正式にバグだと発表され、12日には正常値に戻されました。
影響を受けたのは一部ということでしたが、特にフォロワー数の多いアカウントで多発していたようです。

今回は、Instagramのフォロワー数ランキングTOP10のアカウントのフォロー数推移を、「Aista」を利用して調べてみました。

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世界中でInstagramのフォロワー数が急増するバグが発生

7月10日、突然Instagram内のフォロワー数が急増する現象が起こりました。
全てのアカウントではなく一部のユーザーアカウントで発生したようで、総数は不明ですが大規模なバグとして情報が拡散されました。
同日のうちにInstagramから公式にバグであると発表され、12日時点で修正完了され、フォロー数が正常値に戻されたようです。

詳細は後述しますが、一部アカウントでの発生とは言うものの、フォロワー数ランキン上位のアカウントは軒並みバグの影響を受けていました。

上位TOP10のアカウントのフォロー数推移を見てみましょう。

フォロワー数ランキングTOP10のアカウントの推移

1.Instagram

Instagram

Instagramの公式アカウントで、現在は8400万人のフォロワーを保有しています。
7月9日時点では8,300万人だったフォロワーが、10日になると9,800万人にまで急増しています。
それまでは1日平均で約30万人ずつ増えていたフォロワーが1日で1,500万人も増加して普段の50倍の獲得数を弾き出しており、グラフからもその異常値がよくわかります。

2.ナショナルジオグラフィック

ナショナルジオグラフィック

世界37カ国で発行されている、人類学や自然・環境学を扱う雑誌「ナショナルジオグラフィック」の公式アカウントです。
世界中のフォトグラファーが提供する美麗な写真が人気を集めていますが、こちらのアカウントでも7月9日の段階では2,460万人だったフォロワー数が2,520万人にまで増えています。

ナショナルジオグラフィックの場合、1日のフォロワー獲得数が平均で10万程度でしたが、バグの発生で60万人ほどに増加しています。
バグの振れ幅は6倍ほどなので、Instagramの公式アカウントに比べると比較的小さいですが、それでも不自然な上がり方ということは認識できます。

3.ヴィクトリアズ・シークレット

ヴィクトリアズ・シークレット
世界中の女性から圧倒的に支持されている下着ブランドのヴィクトリアズ・シークレットは。7月9日では1840万人だったフォロワーが、10日には1,880万人に増えています。
1日平均3万人ずつ増えていたフォロワーが、バグ時には40万人に膨れ上がりました。

4.NIKE

NIKE

スポーツブランドのNIKEのアカウントでは、7月9日で1,810万人いたフォロワーが10日には1860万人と50万人も急増しています。
(NIKEのみ、11日時点で数値が戻っていますが詳細は不明です。)

5.H&M

H&M

ファストファッションの先駆けとして登場し、世界中で人気を獲得したアパレルブランド「H&M」は、9日時点で835万人だったフォロワー数が10日には875万人に増えています。
H&Mの場合は1日平均1万人前後のフォロワーを獲得しているので、通常時の40倍の獲得数になっています。

6.FOREVER21

FOREVER21

H&Mと同じく、ファストファッション業界の雄として圧倒的な人気を誇るFOREVER21の場合、9日は743万人だったフォロワー数が、10日には768万人に増加しています。
1日の平均獲得数が5,000人前後の為、他のアカウントと比べると振れ幅が大きくなっています。

7. adidas Originals

adidas Originals

スポーツブランドであるadidas Originalsは、9日地店では623万人だったフォロワーが10日には640万人になっています。

8. ヴィクトリアベッカム

ヴィクトリアベッカム

元スパイス・ガールズのメンバーであり、サッカー選手のデビッド・ベッカムの妻であり、自身でファッションブランドを手がけるヴィクトリア・ベッカムのアカウントです。
9日時点では597万人だったフォロワーが、10日には608万人に増えています。

9. ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトンの場合、9日に592万人だったフォロワーが、10日には607万人に増えています。

10. シャネル

シャネル

シャネルは、9日時点では541万人だったフォロワーが10日には564万人に増えています。
ルイ・ヴィトンに比べると少し振れ幅が大きくなっています。

まとめ

TOP10のアカウントの傾向を見てみると、フォロワー数が多ければ多いほどバグによるフォロワー数の増加数が高くなっていることがわかります。

バグの原因は公表されていないため不明ですが、フォロワー数の多い少ないが多少関係していたのではないかと思われます。
ちなみに、フォロワー数ランキングTOP30までのアカウントを確認しましたが、全てバグの影響を受けています。

Instagramに限らず、あらゆるWebサービスでこのようなバグが起こる可能性は十分あります。キャンペーン広告を配信していない、バズなども発生していないにも関わらずフォロワー数が急増(もしくは急減)した場合は、まずは落ち着いて検証してみましょう。

バグの数字をそのまま受け止めて早とちりしてしまうと、一時的とはいえPDCAサイクルに悪影響が出てしまいます。
表示されるデータを全て鵜呑みにせず、おかしな数字が出た時に疑いを持つ姿勢を忘れないようにしましょう。

今回のデータは、「Aista」を利用して調べております。

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