コロナ禍により数々のオンライン会議ツールが普及しましたが、Zoomに次いで注目されているのがGoogle Meet(グーグルミート)です。Googleが出したサービスとあり、ほかのGoogleサービスとの親和性が高いのがうれしいポイント。

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今回はオンライン会議ツールを利用する方に向けて、Google Meetの特徴や機能、メリット・デメリット、Zoomとの違いについて解説します。

Google Meet(グーグルミート)とは

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Google Meet

Google Meetは、Googleオンライン会議サービスで、コロナ禍のリモートワークで普及したツールのひとつです。Google ハングアウトの上位サービスとしてリリースされました。

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Googleの法人向けソリューション「G Suite」のサービスとして提供していたGoogleハングアウトがGoogle Meetに進化し、無料開放されるようになったのです。

従来のGoogle(グーグル)ハングアウトとの違いは?

まず、Google ハングアウトもGoogleオンライン会議サービスですが、今後は提供を終了してGoogle Meet とGoogle チャットへ移行する予定です。そのため、これからGoogleオンライン会議サービスを利用するならGoogle Meetを選んだほうがいいでしょう。

参加者のアカウントの有無

そのうえでGoogle MeetとGoogle ハングアウトとの違いを説明します。Google ハングアウトではミーティング参加者全員のGoogleアカウントが必須だったのに対し、Google Meetは主催者のみアカウントが必須で、参加者は不要です。

人数制限

さらに参加者数はGoogleハングアウトのだと25人ですが、Google Meetでは無料でも100人まで、有料であればプランに応じて100人以上が参加できます。

録画可否

録画ができるのはGoogle Meetのみ。参加者アカウントの有無や人数制限も含め、全体的にGoogle Meetのほうが優位性が高いです。

接続時間の上限

一方で、Google ハングアウトは接続時間の制限がありませんが、Google Meetの無料版だと60分までです。ここはGoogle ハングアウトのほうが優れています。

Google meet(グーグルミート)の特徴

Google Meetの特徴は、ブラウザで全機能が利用できることです。会議中の画面レイアウトがブラウザ上で変更でき、特定の人を固定表示にしたり、発言中の人を自動で表示するようにしたりと3種類のレイアウトから自分が利用したいものを選べます。ほかにも画面共有が可能です。

パソコンであればアプリをダウンロードせずとも利用でき、参加者は会議URLをクリックするだけで参加できるので、ITリテラシーが低いユーザーでも簡単に利用できます。オンライン会議に不慣れな相手と話す際にも活躍するでしょう。また、電話を使って会話することもできます。ネットワーク接続が不安定になりうまくつながらなくなったときに便利です。

Googleアカウントがあれば無料で利用できるものの、下記の有料プランもあります。

  • Basic:680円/月
  • Business:1,360円/月
  • Enterprise:3,000円/月
  • Education:無料

※ すべてG Suiteのプランとして、1ユーザー当たりの金額

Google Meet(グーグルミート)のメリット・デメリットは?

ほかにもオンライン会議ツールはたくさんありますから、導入にあたってはメリット・デメリットを把握したうえで検討しましょう。

Google Meetの(グーグルミート)のメリット

アプリをインストールしなくても参加できる

Google Meetもブラウザだけで利用できるサービスなので、パソコンであればアプリのインストールをしなくても大丈夫です。ただし、スマートフォンで利用する場合はアプリが必要なので注意してくださいね。

導入が簡単

参加者にURLだけ送れば、ワンクリックでブラウザからアクセスできるのでオンライン会議をスムーズに導入できます。特に難しい操作がなく、導入時にマニュアルを作るなどの用意をしなくても大丈夫でしょう。これからオンライン会議サービスを導入する企業にとってはハードルが低く、試しやすいツールだと言えます。

参加者はアカウント不要

Google Meetでオンライン会議を開催する場合、Googleアカウントが必須なのは主催者だけ。参加者はGoogleアカウントがなくても参加できます。ふだんGoogleサービスを利用していない人でも気軽に利用できるのがメリットです。

日時指定ができる

Google Meetではオンライン会議の日時指定(スケジューリング)ができるのもメリットです。Googleカレンダーの予定作成からゲストを追加し、メールアドレスを追加することで参加者に「招待状」としてメールを送り、招待することができます。オンライン会議の周知徹底を行うのにぴったりです。

Google Meetの(グーグルミート)のデメリット

無料版は60分まで

Google Meetの無料版は接続時間の上限が60分までと決まっているので、60分以上のオンライン会議を開催する場合はGoogle Meetの無料版は利用できません。有料版やほかのツールを検討しましょう。Google Meetの有料プランであれば、最長300時間まで開催できます。

録画できない

Google Meetの無料版には録画機能が付いていません。会議の内容を記録しておきたいときは有料のEnterpriseプランにするか、ほかのツールを選びましょう。

バーチャル背景は標準設定にはない

Zoomなどに搭載されているバーチャル背景機能は、自宅などプライベートな場所でオンライン会議に参加する際に背景を隠せるので便利ですが、Google Meetには搭載されていない機能です。

Google Meet(グーグルミート)とZoom(ズーム)の違い

オンライン会議ツールと言えば、やはり世界中の75万以上の企業で利用されているZoomが人気です。Google MeetとZoomを比較するとどんな違いがあるのでしょうか?

接続時間

Google Meet無料版の最長接続時間は60分なのに対して、Zoom無料版は40分。20分ほどGoogle Meetのほうが長く利用できます。

接続の安定性

Zoomはネットワーク回線でも比較的接続が安定していて、音声の途切れがほとんどないことで知られています。ストレスなくオンライン会議を進められるでしょう。

ホワイトボード機能・ブレイクアウトルーム

Zoomにはホワイトボード機能がありますが、Google Meetにはありません。ホワイトボードを画面共有することで、オンライン会議でも対面の会議のようにホワイトボードに板書しながら会議を進めることができます。

バーチャル背景

オンライン会議をする際、背景がごちゃごちゃしていたり、見せたくないものが映り込んだりすると気になりますよね。バーチャル背景を自由に設定できるのもZoomの強みで、会社のロゴを表示させたり、会議室の写真を背景にしたり、自分の趣味に関する壁紙を設定したりと、背景を隠しながらオリジナリティを楽しめます。

外見補正(美肌機能)

Zoomには外見を補正する美肌機能が標準搭載されています。ソフトフォーカスでふんわりやわらかい印象になり、女性はノーメイクでもナチュラルメイクをしたようなルックスに。設定からビデオを選択し「外見を補正する」にチェックをつければ外見が補正されます。在宅仕事でメイクをしないときなどに活用するのがおすすめです。

ブレイクアウトルーム

Zoomには参加者をグループ分けして別の部屋でそれぞれが会話できるブレイクアウトルーム機能があり、大人数での会議やワークショップ時に活躍します。

セキュリティ

Zoomは便利な一方でセキュリティの脆弱性が指摘されていて、個人情報漏洩などのトラブルが発生しました。Google Meetはセキュリティに力を入れていて安全性が高いことで知られており、セキュリティを重視している会社ではZoomではなくGoogle Meetを使用するケースも多々あります。

Googleの他の機能と連携しやすく利便性が高い

Googleのサービスをビジネスで利用している企業は多く、オンライン会議サービスもGoogle MeetにすることでGoogleカレンダーなどほかのツールとの連携がしやすいといった恩恵が受けられるでしょう。今後ますます Google Meet が普及していくと予想されるため、オンライン会議を開催する際はGoogle Meetの利用も検討してみましょう。

参考:
Google MeetとGoogle ハングアウトの違いは? 開発経緯も含めて解説【比較表あり】 | ビジネス | Voista Media

Google Meetの特徴を徹底比較!気になる特徴や使い方を解説|テレワークナビ
1. 予定をスケジューリングする - Google Workspace ラーニング センター

Google Meet(旧称 Hangouts Meet)の料金

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