DSPとはDemand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)を略した単語で、広告効果を最大限に高めることを目的としたツールのことです。
興味・関心のあるユーザーに絞った広告配信ができるほか、広告運用が効率化できるといったメリットが挙げられます。

DSP自体、2011年頃から利用が広がりはじめ、ここ数年間の間に多くのサービスが登場している状況です。

今回は、数あるDSPサービスのそれぞれの特徴をまとめてご紹介します。
これからDSPを導入しようとお考えの方は、ぜひ検討材料にしてみてください。

2017年11月27日 本文中の情報の一部更新を行いました。

DSPサービス各社の特徴まとめ

1.クロスリスティングDSP|株式会社クロスリスティング

クロスリスティングDSP|株式会社クロスリスティング
http://www.xlisting.co.jp/Service/dsp/index.html
クロスリスティングDMPと連携することにより、「サーチリターゲティング広告」を配信可能にしたDSPです。
検索キーワードを基本にした広告配信手法で、ユーザーの細かな関心に合わせることができます。
国内インターネットユーザーカバー率は約3割で、豊富な検索データを保有しています。

2.MicroAd BLADE|株式会社マイクロアド

MicroAd BLADE|株式会社マイクロアド
https://www.microad.co.jp/service/blade/
国内最大規模の売上シェアを誇る、国産DSPです。
導入ユーザーの実績は10,000社にものぼります。(2015年9月17日時点)
配信できる広告枠の広さ、ターゲティングロジック精度の高さ、自動調整による最適化、あらゆるデバイスへの対応という4つのメリットを持っています。

3.DoubleClick Bid Manager|Google

DoubleClick Bid Manager|Google
https://www.google.co.jp/doubleclick/advertisers/solutions/demand-side-platform.html
強力なオーディエンスデータ、コンテキストデータを利用し、ユーザーごとに最適なアプローチをおこなうGoogle提供のDSPです。
全てのキャンペーンを一つの画面で把握できますので、スマートに意思決定ができます。
Googleブランドという安心感もあります。

4.FreakOut|株式会社フリークアウト

FreakOut|株式会社フリークアウト
https://www.fout.co.jp/
国内最大級の広告在庫を持ち、多数のユーザーに配信できるDSPです。
合計約2500億impへの広告配信を一つのプラットフォームで実施できます。(2015年9月時点)
DSPを専業としている、株式会社フリークアウトが提供しています。

5.logicad| ソネット・メディア・ネットワークス株式会社

logicad| ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
http://www.so-netmedia.jp/service/logicad.html
インターネットマーケティング事業を展開する、ソネット・メディア・ネットワークスによるDSPです。
独自開発のアルゴリズム利用により、個々の広告出稿企業に応じた効果最適化をおこないます。
柔軟な配信設定、販売活動・広告配信の強力サポート、内製開発ならではのアップデートが特徴的です。

6.ScaleOut|株式会社スケールアウト

ScaleOut|株式会社スケールアウト
http://www.scaleout.jp/
運用型、自動型DSPの中間的な作りを持つ、ハイブリッドDSPです。
ScaleOut DMPに蓄積した大量のデータ、セグメントを活用することで、本当に必要な広告配信を可能にしています。
配信を自由にコントロールできる柔軟な設定、充実した内容のレポーティングも魅力です。

7.KANADE DSP(旧デクワス.DSP)|京セラコミュニケーションシステム株式会社

KANADE DSP(旧デクワス.DSP)|京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/kanade/dsp/
潜在顧客に広告を配信し、優良顧客獲得に繋げるDSPです。
単にパーソナライズするのではなく、ユーザーの動きを解析することで従来の手法ではリーチできなかった層を掘り起こします。
配信メニューは3パターンがあり、要望・戦略に合わせた導入が可能です。

8.loglyDSP|ログリー株式会社

loglyDSP|ログリー株式会社
https://www.logly.co.jp/
独自技術「Intent Targeting」を活用し、ユーザーの意志に沿った広告配信ができるDSPです。
空気をよむことを目指したターゲティングで、訪問者の行動履歴を解析し、最適な配信を実施します。

9.Bypass|ユナイテッド株式会社

Bypass|ユナイテッド株式会社
http://bypass.jp/ja/
マルチデバイスに対応し、PC・スマートフォンどちらにも導入できるDSPです。
キャンペーンは設定から管理まで、全て統合管理インターフェースで簡潔させることができます。
利用料金は配信した広告費のみで、導入や運営費用は一切かかりません。

10.GREE Ads DSP|グリー株式会社

GREE Ads DSP|グリー株式会社
https://ads.gree.net/ja/advertisers/lineup/japan/ads-dsp/
グリー株式会社が運営するDSPです。
広告効果自動最適化、リターゲティング、Real Time Biddingといった機能を備えており、最適な媒体に適切価格でリーチができます。

11.TubeMogul

TubeMogul
https://www.tubemogul.com/
多彩な動画広告タイプ、広告枠を持つDSPです。
YouTubeをはじめとする提携先の動画サイトを中心に広告を配信できます。
動画、音声を使った広告のため非常にインパクトがあり、高い訴求力があるのが特徴的です。
広告タイプは、コンテンツ前に流れるPre-Roll Video.をはじめ、全部で4タイプです。

12.ディスプレイ広告|トランスコスモス株式会社

ディスプレイ広告|トランスコスモス株式会社
http://www.trans-cosmos.co.jp/sales/internet.html
様々なインターネット広告サービスを展開する、トランスコスモス株式会社運営のDSPです。
スマートフォンを中心に、ユーザーとの接点に注意した戦略立案をサポートしています。

まとめ

以上、DSPの主要サービスをまとめてご紹介しました。

DSPサービスを使えば、ターゲット、予算、クリエイティブさえ定まれば後の広告配信は自動で行ってくれるため、担当者の作業負担を大きく軽減してくれます。
手動で広告運用に工数がかかるという場合には、本来のマーケティング活動に専念するためにも、DSP利用を検討するのもいいでしょう。

また、一口にDSPといっても、サービスごとにターゲティングのアルゴリズムが異なるなどの違いがありますので、導入前に各サービスの特徴、強みをよく理解した上で検討することをオススメします。

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