組織の中のつながり

遅野井氏:最初は「組織のなかのつながり」というテーマでいきたいと思います。
参加者の皆さん、自分の組織にいる人について詳しく説明できるよという方いらっしゃいますか?
…半分も挙がらないですね。

日比谷氏:
僕はコネクタという特性上、社内のニーズを引っ張ってきて、外から調達するということをやっているので、必然的に中のことを知らないといけないんですよね。

遅野井氏:どのように社員を知るんですか?

日比谷氏:
仕組み化しているところもあります。各部門の責任者やキーマンと月一でランチするようにしています。ざっくばらんにランチするんですが、そのなかから今度やろうとしていることとか、課題とかが見えてきたりします。とにかく直接対話することを大事にしていますね。

澤氏:
組織という観点で言うと、2つあります。僕は接点が社内全体位及ぶ役割を持っているので、まずそういう立場であることが1つ。
あともう1つは僕のキャラクター的な部分ですね。人と話をするのが好きなのもありますし、なるべく多くの人にタッチして何かしらプレゼントをする、というのが自分のやりたいことなんです。目印になりたいんですよね。この長髪も単に伸びちゃっただけなんですが、これも記号化するんですよね。つながりを作るだけでなく、つなげることもしていきたいなと。

日比谷氏:
澤さんにお聞きしたいのですが、僕も一時期髪が長くて、ハーフパンツでブーツだったんですよ。たまたま長髪で、たまたまハーフパンツだっただけなんですが、周りの人にそういう風に認知されちゃって。
記号化の効果はあったんですが、最近は寒いのでどうしても普通のパンツを履かなきゃいけない。しかも髪も切ったので見分けがつかなくなっちゃったんですよね。
外見的な記号化に頼っていいのか?って。実は記号化にかなり頼ってたので、戻そうかなという…

澤氏:答えは無いですねえ(笑)。僕は今さら切ることはないと思います。これでも25cmぐらい切ったんですけどね。
日比谷さんは、記号化に依存する時期は過ぎてるんじゃないんですかね。

遅野井氏:まあ最初はつかみが重要ということで、キャッチーな外見にしておくのはいいかもしれませんね。

コミュニケーションの手法を変えるだけで売上が改善

遅野井氏:参加者の方で、組織内のコミュニケーションにお悩みの方などいらっしゃいますか?周りの人のこと、あまり知らないなとか。

澤氏:
隣の人とメールで会話するようなコミュニケーションが根付いているような企業の方とかいませんか?
うちの会社は昔本当にそうだったんですよ。そういう時期がありました。
2011年に今のオフィスに移転したんですが、その前までは席ごとにパーテーションがあって、隣の人間にメールするような文化でした。そうなると、売上がものすごく落ちたんですね。
本社からは「お前らは売上悪いというか病気だ」と言われるぐらいひどかったんですよ。

遅野井氏:でもその後大復活を遂げたわけですよね。

澤氏: 
そうですね。まずフリーアドレスにしてスペースを増やして通路を広くしたら、とにかく皆立ち話をするようになりました。  
前までは会議室の稼働率100%だったんですが、立ち話をするようになってからは7割ぐらいに落ちましたね。会議室を取らないと会話できないという思い込みがなくなったんだと思います。

 日比谷氏:
うちも、コミュニケーションスペースを広く取ってます。そもそも会議室を3つしか設置してないので、オープンスペースで話すことが多いですね。

澤氏:
そういうふうにオフィスを変えて、3.11の後でも世界の中で売上1位でした。
あとは、会社にも来なくていいよという制度にしたんです。全社員在宅勤務OKにしました。僕の部下なんかは、僕がいるところには普段近寄らないので、普段はメール、チャットで、何か相談がある時は僕が呼び出されて部下のところに行ったりしてます。

遅野井氏:やはり、テクノロジーが発達して遠隔コミュニケーションができるようになったとはいえ、対面での対話は価値が高いと。

澤氏:前提として、精神的なつながりがきちんとできていれば、メールやチャットでのコミュニケーションが成立します。

日比谷氏:うちも、徳島県でエンジニアが2名働いているんですが、でっかいテレビを用意して常に中継してるんですが、細かい話は通じなかったりするんですよね。
なので、定期的に東京にきてもらって、コミュニケーションとるようにしてます。

他者の強みを知ることで相互理解に繋がる

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日比谷氏:Sansanでは、社員全員に強み、弱みを発表させているんですよね。
そうすると、プロジェクトを進める時、「なにもたもたしてるんだ!」って怒られそうなところでも「いや、彼は慎重に取り組む人だからいいんだ」というふうに理解できるし、そのような仕組みを導入してもいいかなと思いますね。

澤氏:
それ、相互理解するという意味でもいいですね。