良いコンテンツを発信し続ける仕組みと体制-第3回FOUND Conference in Tokyo-
継続的に良質なコンテンツを生産できる体制とは?
江端氏:どのように継続してコンテンツを生産されているのでしょうか。生産体制についてお話しいただければと思います。
森本氏:
全体戦略は私がやってます。グロースハックやSEOの細かな作業は、所属するマーケティング部のクリエイティブグループに依頼します。
サイトの情報設計やコンテンツ企画はDODA(私)と外部で一緒に考えています。
システム要件調整、アートディレクションやコンテンツ制作・運用はDODA+外部、実際のコンテンツ制作運用や作業は全て外部にお任せしています。
SEOと広告部門も外部に委託しています。これで、月に、45~50本ほどのコンテンツを回しています。
伊東氏:
コンテンツを生み出すためにやっていることは、大きく3つです。
1つはPDCAです。コンテンツ、サーチ、ソーシャル担当者で毎週会議をしています。
各コンテンツ担当者に振り返りを行い、社内で共有します。
方向性としては、毎週とにかく発見して、毎週法則を作るようにしています。
新規クリエイターの開拓も行っています。Web上で募集してますし、リアルイベントに出展して発掘するようにしています。
あと、最近始めたのは相互レビューですね。組織って縦割りになりやすいと思うんですけど、他の人間が書いた記事で、課題があったと思うものをピックアップし互いにレビューしあうという取り組みも行っています。
近谷氏:
コンテンツをどうつくっているかというと、本当にシンプルにやっています。
例えばバレンタインの企画を考えようとなったとき、キーワードプランナーでどのキーワードがどのくらいのボリュームがあるのかを調べます。関連キーワードを整理して、人力でグルーピングします。グルーピングしたらコンテンツに落とし込んでいきます。
コンテンツ制作時に気をつけていることは、毎年新しい要素を入れることですね。
バレンタインの特集ってもう10年近く毎年やっていて、ともすると去年のコピーで良いんじゃないか、そんなにニーズは変わらないだろうって思ってしまいがちなんですが、キーワードを調べていると、毎年新しいキーワードが浮上してくるんですよね。
少しずつニーズが変化しているんです。
友チョコとか、本気だと思われない義理チョコが登場したりとか。
今は音声検索も入ってきますしね。
なので私たちはとにかく思考を拡げて、そこからギュッと絞るようにしています。
そうしないと新たなものは生まれないですね。
運用上、重要なこと
江端氏:コンテンツを制作する中で、一番重要だと思うものはなんでしょうか?
森本氏:
商況が悪くなった際に、真っ先にコストカットの対象となるのは潜在層向けのアプローチです。オウンドメディアを運営されている方であればすごくわかると思います。
なので、弊社では潜在層向けのアプローチがどれだけDODAの登録どれだけ貢献できているかを可視化しています。可視化した内容を外部に定期的に情報を共有しています。
潜在層向けのアプローチが短期的ではなく中長期で、間接的にCVとれることがわかれば、潜在層向けのアプローチ(オウンドメディアの運営)を継続することができます。
伊東氏:
ディスカッションが大事かなと思います。
言語化しないと曖昧になっちゃうので、必ずなにかしらのロジックにおとして曖昧なところをなくす作業が必要だと思います。
近谷氏:
コンテンツを作る際、考え方を広げて、ギュッと絞る過程で、どういう人に見て欲しいんだっけということを考えながら1ページ1ページ作ります。思い入れを持って作ると、振り返りの時に目論見や仮説を立てやすいですね。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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