サービス紹介

森本氏:
転職支援サービス「DODA」でオンラインマーケティングを担当しています。
広告を通じてタッチポイントの最適化を増やしていく施策を行っています。
直近やっていることを2つ紹介します。
1つは、20代ビジネスパーソンで、転職潜在層向けのオウンドメディア「CONNPASS」の運営です。
もう1つは、テクノロジー×面接で転職のミスマッチを防ぐための施策です。
例えば、オキュラスリフトを使って坂本龍馬に面接してもらう企画などを実施しています。

 

伊東氏:
株式会社ぐるなびで、SEO・広告施策・各種ソーシャルアカウントの育成・[みんなのごはん](http://r.gnavi.co.jp/g-interview/)、[メシコレ](http://r.gnavi.co.jp/mecicolle/)などのコンテンツ運営・解析ツールの運用、レポーティング・改善施策(ABテスト)を担当しています。
ぐるなびがコンテンツに取り組むようになったのは、1つはメディア状況の変化があります。
以前まではやはりサーチと広告が中心だったのですが、TwitterやFacebook、ニュースアプリ、キュレーションアプリが流入の起点となり始めています。
グルメ情報とユーザーの接点が以前よりも多様になり、SEO文脈で言うと自然リンクも多くはソーシャルから発生する傾向にあります。

このような状況のなかで、ソーシャルメディアと相性の良いかたちにフォーマットを合わせていく取り組みを今行っています。
今日はいくつかの取り組みの中「みんなのごはん」にフォーカスを当ててお話しします。

江端氏:コンテンツを通じて、そもそも外食の需要を作り出すって言う感じがしますね。

伊東氏:
そうですね。やはり潜在需要に対してどうアプローチしていくかを考えています。

 

近谷氏:
私は楽天市場のリスティングとSEOを担当しています。
リスティングやSEOとなるとランディングページありきの施策が多いので、該当するページがなければ作る必要がある。ですので実際にはコンテンツを作るところから携わることが多いですね。

今日は「コンテンツを発信し続ける仕組みと体制」がテーマということなので、私は「インハウス」という立場から、我々が日々取り組む季節特集と新しい取り組みである「それどこで買ったの?」についてお話しさせていただきます。

江端氏:皆さんのお話をまとめたのがこちらの図ですね。

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江端氏:インテリジェンスさんはアウトソーシング、ぐるなびさんは複数の外部パートナーを回されて、楽天さんはインハウスで季節特集などをやられているということですね。
ではまず、なぜその体制を選択したのかについてお聞きしたいと思います。

なぜ今の体制を選んだのか?

森本氏:
DODAは求人の原稿を作る部隊はいるんですが、転職潜在層向けのコンテンツを専門で書ける人間はなかなかいないので外部に依頼していますね。

 

伊東氏:
今の体制は、ソーシャル運用含め専任に近い者が2名いて、常時10~20名のクリエイターさんとやり取りしています。
開始当初は社内の組織はミニマムにして、編プロさんを経由していたんですが、自分たちの意図が伝わらないケースがたまにあったんですね。
ですので、なるべくクリエイターと直接コミュニケーションを取る形式を採っています。

それと、できるだけ新しい方を発掘することを意識しています。
みんなのごはんがきっかけになってヒットして欲しいという思いがあります。
最終的に思うのは「指名」で使ってもらえるのが理想だなと思うので、「指名」で使われるクリエイターさんを少しでも増やしたいと考えてます。

あと、人気のクリエイターさんが生まれてくると、自然とリピートサイクルが生まれます。
例えば月1更新の場合、SNSで前日や数日前に更新のお知らせ流せばリマケしなくてもファンが来るんですよね。

 

近谷氏:
僕らの場合、「季節特集」「大型セール」「その他」です。 ごとにチームを分けています。
季節特集は毎月1回はやっています。季節特集は長い期間をかけてしっかり作りこみます。例えば、2016年母の日特集を実行するなら、2015年12月にプランニングが開始され、2016年4月にリリースというスケジュールです。