データ資産をより効果的に活用。DXの第一歩となる「ETLツール」とは?
「ETLツール」のメリット
ノーコードで運用可能
「ETLツール」の大きなメリットは、プログラミング言語を記述しなくてもドラッグ&ドロップ操作など、ノーコードで運用可能な点です。
そもそもデータベースに理解があることが前提ですが、エンジニア職の人にわざわざ依頼せずとも、アナリスト、リサーチャーなどが自分自身で操作・データ加工することを可能にします。
さまざまなツールとのデータ連携がスムーズになる
ETLツールはデータ形式を一定のルールに整える役割を果たすため、さまざまなITツールとのデータ連携がスムーズになります。
昨今、MAツールやCRM・SFAツール、BIツールなど、外部ソリューションとのデータ連携を重視するITツールが実に数多く存在しています。
この、複数ソリューションにまたがるデータ連携・活用・分析といった局面で大きな効果を発揮し、デジタルマーケティングの効率化・自動化・DXを大いに後押ししてくれるツールだと言えます。
業務効率化できる
従来は、特定のデータソースから目的のデータを取り出し、用途に応じて手動で加工していたプロセスを、ETLツールによって自動化し、大幅に高速化・時短できます。
スキルの属人化を防ぎ、社内で効率的に仕組み化・共有することにもつながります。
代表的なプロダクト一例
無料で利用できるソフトウェア
オープンソースの「Talend Open Studio」
オープンソースのソフトウェアであり、完全無料で利用できます。
- はじめてのデータ統合、ETLプロジェクトを効果的に開始
- データの効率的な移行・連携を実現
ETLツールを初めて導入、かつ、コストを掛けたくない人におすすめのツールです。
データ10,000行まで無料で利用できる「RapidMiner」
データ10,000行までなら、無料で利用できます。さらにトライアルとして、ダウンロードから30日間は有償版と同等の機能を利用可能です。
- CSVなどのデータを読み込み、可視化。豊富な可視化機能でデータを理解
- プログラムの知識がなくても、データサイエンティストが行うような高度な分析業務をドラッグ&ドロップの簡単操作でできる
データを可視化することに強みを持っているプロダクトです。
有料ソフトウェア3選
国内シェアNo.1「ASTERIA Warp」
国内導入実績No.1のソフトウェアで、サブスクリプションライセンスは最安プランで月3万円からです。
- 国内シェアNo.1 8,000社以上の導入実績
- 豊富なデータソースに対応
- ノーコードの簡単操作でさまざまな分析を高速に実現
純国産ETLツール「Waha! Transformer」
純国産のETLツールです。
基幹系システムからクラウドデータベース、Excelファイルまで、さまざまな環境のデータ抽出・加工・連携をSQLやプログラミングの知識なしでシームレスにつなぎます。シンプルな操作と高速処理で組織内外のデータ活用を加速します。
- 10億件におよぶ大量のデータ処理実績
- 日本のビジネス現場にマッチした日本語・中国語・英語のデータ加工処理
- 構築スピードが高速、かつ、高いメンテナンス性でビジネス変化にも迅速に対応
関数を知らなくても操作できる「Qanat2.0」
オンプレミスやクラウドなどさまざまなデータを、プログラミングなしで他のシステムへ連携・変換。業務の効率アップや、運用コスト削減が期待できます。
- データの入出力は、アイコンと線で結ぶだけの簡単設計
- 関数を知らなくても、直感的な操作で簡単にデータ変換
- スケジューリング機能を搭載し、業務の自動化を実現
無料/有料ソフト それぞれのメリットと注意点
無料ソフトのメリットは、なんと言っても有料ソフトでは多大に嵩む導入・運用コストが不要であり、まずは気軽にトライアルできる点です。
注意点としては、
- サポート体制がないので使い方を理解しにくい・覚えにくい
- ソフトウェアの適切なバージョンアップが行われていない場合もあり得る
という側面です。
一方、有償ソフトは大きくコストがかかりますが、その分だけ、受けられるサービス内容が手厚いことがメリットだと言えます。
- プログラムや関数が分からない人でも無理なく運用できるよう設計されている
- サポートや研修体制が手厚く、使い方の理解を継続的にバックアップしてくれる
- データベース
- データベースとは、複数のアプリケーションまたはユーザーによって共有されるデータの集合体のことです。特定のテーマに沿ったデータを集めて管理され、検索や抽出が簡単にできるようになっているものを指します。
- CRM
- CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、直訳すると顧客関係管理となります。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- CS
- CSとはCustomer Satisfactionの略称で「顧客満足度」を意味します。顧客との関係維持、サービスの発展に関するマーケティング戦略に関わる用語です。
- データサイエンティスト
- データサイエンティストとは、ビジネスに役立つ情報を大量のデータの中から抽出し解析する職業です。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- データベース
- データベースとは、複数のアプリケーションまたはユーザーによって共有されるデータの集合体のことです。特定のテーマに沿ったデータを集めて管理され、検索や抽出が簡単にできるようになっているものを指します。
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