2016年SimilarWebが挑む3つのチャレンジとは ~ Digital Vision Japan ~
“競合を丸裸に”で定評のあるイスラエル発、競合サイト解析ツール『SimilarWeb』のカンファレンス「Digital Vision Japan」がSimilarWeb社と日本総代理店のギャプライズ社の共催で3月18日に開催されました。同カンファレンスでは、SimilarWeb社からも数人が来日し、日本マーケットの動向と同社の今後の展望についての発表が行われました。本記事では、その模様についてご紹介したいと思います。
データから見る、日本ならではの傾向とは
日本では2014年から本格的にエンタープライズ版である「SimilarWeb Pro」の提供を開始したSimilarWeb社。1年間を通じて改めて日本マーケットの動向と他国との違いについて、同社ならではのデータ解析に基づいた傾向をInternationl Sales Director Avi Wiesenberg氏が語りました。
日本のメッセンジャーアプリ利用について分析した結果、面白い発見をしたと語るWiesenberg氏。
Wiesenberg氏:
日本のいくつかのデータを調べてみた。この日本の有名なアプリを見てほしい。驚くこともないだろうがLINEである。みんなメッセージの交換が大好きだ。そして、この驚くべき統計をみてほしい。80%のインストール率を保持し、1日あたり44分間利用さている。
特に驚くのが平均との比較である。メッセージングアプリのロイヤルユーザー率は 20%だが、ラインは90%とリテンンション率ががとても高い。
そのほか、Wiesenberg氏によれば利用傾向としてアジア圏でもタイやインドネシアを中心にLINEがシェアを占めていると言います。対して、シンガポール、フィリピン、特にインドではWhats Appが台頭し、フィリピンでは圧倒的にFacebookメッセンジャーが使われていることがわかりました。
また、ソーシャルメディアの利用傾向においては大きく他国との違いを見せました。
Wiesenberg氏:
日本では、55%がTwitterを使っている。しかもこれはデスクトップでのトラフィックなので、スマホのトラフィックも踏まえるとFacebookが追いつくのは難しいかもしれない。
日本人は賢い買い物がしたい
次にWiesenberg氏は、日本のオンラインショッピングの傾向についても言及。
Wiesenberg氏:
私たちはショッピングが好きで、ついオンラインでもモノを買ってしまう。このグラフを見る限り、日本人はアメリカ人よりオンラインショッピングが好きなようである。
日本におけるすべてのトラフィックの8.5%がオンラインでのショッピングによるものである。実際にオンラインショッピングでどこに行き着いているかを見てみよう。
Amazonがナンバーワンで楽天やYahoo!が並ぶことがわかる。ブランドを見るとaddidasなどのメインブランドに注目が置かれている。
Wiesenberg氏:
ここからは私たちの分析だが、日本のTOP10サイトを見る限り2つ(カカクコム、ECナビ)が値段比較のできるサイトであることがわかる。
Wiesenberg氏:
これはUSAの購買傾向と大きく異なる。USAではAmazonやBest Buyなどのブランド力のあるサイトを使うが日本人はECナビなど比較のできるベストな価格を提示してくれるサイトをつかう。
このことからも日本は購入前に比較・検討し、自分が納得したうえで購入をしたいという傾向が強く、対してアメリカはよりブランド力のあるところで購入する傾向が強いといった購買行動の違いが見られたことを明かしました。
- SimilarWeb
- SimilarWeb(シミラーウェブ)とは、イスラエルで立ち上がった新進気鋭のホームページサービスです。このホームページを使いますと、競合他社のホームページのアクセス数などがわかります。その数字は、統計的な推測値ですが、ある程度の近似値が得られるという認知が広がっています。
- SimilarWeb
- SimilarWeb(シミラーウェブ)とは、イスラエルで立ち上がった新進気鋭のホームページサービスです。このホームページを使いますと、競合他社のホームページのアクセス数などがわかります。その数字は、統計的な推測値ですが、ある程度の近似値が得られるという認知が広がっています。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- ソーシャルメディア
- ソーシャルメディアとは、インターネット上で不特定多数の人がコミュニケーションを取ることで、情報の共有や情報の拡散が生まれる媒体のことです。FacebookやTwitterなどのほか、ホームページ上の掲示板もこれにあたります。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
おすすめ記事
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング