研究機関と企業のギャップを埋めるためにイノベーション推進拠点が必要

堀江氏:昔よりは、プロトタイプの製品を作ってみんなに伝えるのはやりやすくなりましたよね。

山海氏:やりやすくなりましたね。試しに作っていけるかどうかを判断して、までがすごく安く早くできるようになりましたね。

小笠原氏:ちょっと宣伝になるんですが(笑)、そういうアーリーステージ用のファンドの仕組みを作りました。

堀江氏:あとは働き方の問題かなと思います。
僕はオンラインサロンをやってるんですが、やってみて思ったのは、オンラインサロンって大学の研究室や企業に入る時のギャップを埋めるところなのかなと。
大学時代は、私立大学だと月額30万円とか払ってるじゃないですか。でも就職した途端に20万円ぐらいもらえるわけじゃないですか。
このギャップはなんなんだろうなあと。ギャップがいろんなものを動きにくくしてると思うんですよね。
オンラインサロン2.0とか,3.0というかたちで、もっと研究開発とか初等教育にも切り込んでいけるんじゃないかと。
構想途中なんですが、大学とか大学院みたいな感じで。

小笠原氏:とある大学で、オンラインサロンと通信制混ぜたようなやつやろうかなと思ってます。

堀江氏::それです。まさしくそれです。

山海氏:先日文科省の方々と話をしていたんですが、大学の中ではなく外にそういう機能を持たせて、簡単に外に行けるような仕組みを作ろうかという話は出ていて、実際動き始めています。

堀江氏:大学に入っている人もお金払えばそこに行けるようになればいいですね。

山海氏:そういうことやりたい人も多いでしょうし、イノベーション推進拠点をやってもいいじゃないかと思います。
そしてそこを次の時代の人材育成の場にしていければいいなと思います。
イノベーションは人が動かないと始まらないので、その仕組みづくりをやっていきたいですね。