サジェストキーワードの選定基準

Googleによると、サジェストキーワードの選定基準は大きく以下の3つが挙げられます。

1.検索ボリューム

検索ボリュームとは、そのキーワードがユーザーに検索された回数のことです。多くのユーザーに何度も検索されているほど、情報ニーズの高いキーワードであると判断します。

2.ユーザーの居住地・使用言語

検索するユーザーの居住地使用言語によってもサジェストキーワードは変わります。

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日本の東京で「ラーメン」と検索してみます。すると、サジェストには日本語で「ラーメン 東京」「ラーメン 新宿」などのキーワードが表示されます。このとき、キーワードが英語であったり、「ラーメン 福岡」と表示されたりする可能性は低いといえます。

3.ユーザーが直前に検索したキーワード

検索するユーザーが直前まで検索していたキーワードも、ユーザーが求めている情報である可能性が高いとしてサジェストに表示されやすくなります。これは、Google検索の特徴のひとつである「パーソナライズド検索」にもつながります。

Googleは、ユーザーにとって使いやすい検索エンジンを目指して日々アップデートを重ねています。そのため、サジェストキーワードの選定基準においても、よりパーソナライズ化されていくことが考えられます。

参考:
グーグルの「検索サジェスト」の仕組みとSEO的注目点 | Web担当者Forum
Googleオートコンプリートのサジェストキーワードが作られる要因 | 海外SEO情報ブログ

サジェスト汚染に注意

サジェスト汚染とは、サジェスト機能がネガティブなキーワードで埋まってしまうことです。例えばある企業名を検索したときに「ブラック」「著作権侵害」「詐欺」などというサジェストキーワードが表示されてしまうような状態を指します。

事実かそうでないかに関わらず、前述したように検索ボリュームなどが原因で汚染されてしまう場合があります。検索ユーザーの悪意がなくても、インターネット上での炎上の真相を確かめたい検索が増えることで汚染されることもあります。

サジェストキーワードの削除方法

事実と異なるサジェスト汚染が起きてしまった場合は、以下の2つの対処方法があります。

1.Googleにサジェストキーワードの削除申請を行う

下記参考URLから、Googleに対してサジェストキーワードの削除申請を行えます。ただ、Googleにとってはユーザーの「知る権利」に抵触する可能性もあるため、申請したからといって必ず削除されるとは限りません。

参考:
法律に基づく削除に関する他の問題を報告する|Google

2.誹謗中傷・風評対策業者に依頼する

事実と異なるサジェストキーワードは、風評被害につながりかねません。悪質であると判断した場合は、対策業者に依頼するのも一手でしょう。