2.キーワードを抽出する

情報の整理をしたら、実際にコピーで使用するキーワードの抽出を行います。
ここでターゲットユーザーに響きやすいコピーの条件を4つご紹介しますので、キーワード抽出の際の参考にしてみてください。

(1)希少性

1.(6)でもご紹介したように、人には「損失回避の法則」という心理があります。
「限定◯個!」「これが最後」など、希少性をアピールすることで「手に入れられなかったら損をする」という心理を引き出すと、購買意欲のトリガーとなります。

(2)話題性

新商品の場合は「新商品!」、リニューアル品であれば「アップデートしました」など、話題性のあるものは人の目をひきやすいです。

(3)具体的な数字が入っているか

数字は、説得力を持たせるためには最も簡単な方法です。
例えば「短期間で習得できる!」よりも「たった1週間だけ!」と言われると「それならば自分にもできそう」という心理を引き出すことができます。

さらに効果を出すためのちょっとしたコツとしては「約90%」とするよりも「89.7%」のように、少し細かい数字を出すこと。
あえてざっくりした数字ではない細かい数字を出すことで、信ぴょう性が増しやすくなります。

また「◯◯ランキングで1位!」のように、ランキングを利用することもポイントです。
日本人は「人が持っているものを自分だけが持っていない」ことを避けたがる傾向になります。
流行りものが好きな人は、特にそうです。
ランキングを出せるのであれば、上手にかつようしましょう。

(4)相手に呼びかける

1.で、どのようなユーザーをターゲットとするかが明確になっていますので、その相手に語りかけるようなコピーにすることも、コツのひとつです。
多くの人のサービス・商品を売りたい以上、ある特定のひとりに向けたコピーを作る、ということはありません。
しかし、そのコピーを見た人に「これはわたしに向かって言っている」と感じさせることができれば、購買意欲は高まりやすくなります。

3.購入させるコピーを書く

キーワードを抽出できたら、実際に打ち出すコピーとして組み立てていきます。
ここまでのフローである程度できあがっていますので、組み立てる工程はそれほど難しくありません。

ポイントとしては「長くなりすぎず、一瞬で気になると思わせられる」ことを意識するようにしましょう。
文字数の目安としては、日本語であれば30字前後、英単語であれば8単語前後がオススメです。

まとめ

「売れる」コピーが書けるということは、人の心理を把握することができる、ということに非常に近いです。
今回ご紹介した内容は、コピーを書くときだけではなく、その他の業務にも活用できるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

このニュースを読んだあなたにオススメ

100万PVのネットショップを立ち上げたユーザー目線のコンセプトづくり
心理操作でコンバージョン率向上が目指せるかも!?知っておきたい行動心理学7選
ランディングページを作成する時に使える心理学15選

このニュースに関連するカリキュラム

100万PVのネットショップを立ち上げたユーザー目線のコンセプトづくり

100万PVのネットショップを立ち上げたユーザー目線のコンセプトづくり

100万PVをほこる有名ネットショップの事例です。phocaseというデザインスマホケース通販のネットショップですが、そのコンセプトづくりにも3C分析などが役立てられています。顧客のことを考え、必要なものを提供する。ビジネスの基本は変わりません。