ホームページを閲覧していて、お問い合わせをしたくてもどこが運営しているのかが明記されていない場合、どのように運営元を調べたらよいのでしょうか。
このような場合に便利な、無料で簡単に検索することができる「Whois」というサービスがあります。
このサービスは、ホームページの運営元を調べることはもちろん、不正アクセス等を調べるサーバの監視担当者も活用できる非常に便利なツールです。

今回は「Whois」の使用方法と注意点についてご紹介します。
難しい操作はほとんどありませんので、この機会にURLをブックマークしておいて、いざという時にさっと調べられるようにしておくことをオススメします。

Whoisとは

Whoisとは、インターネット資源の登録情報を提供するサービスです。
ホームページのIPアドレスやドメイン名、ドメイン取得者などを調べられます。
直接的なデータが表示されない場合もありますが、ホームページの内容等についてお問い合わせなどする際の手がかりとすることができます。

さらに、どこの国からアクセスがあるかや、不正アクセスがあった場合にもアクセス者を調べる手がかりとなります。
ホームページになにかしらの問題が発生した場合にも活用できますので、サーバの監視担当者の方にもオススメです。

使用方法

step1.

1.png
まず、以下のWhoisのページにアクセスしてください。
Whois

トップにドメイン名/IPアドレス検索を行う検索窓が表示されますので、ドメイン名等を入力して検索してください。

step2.

2.png
検索結果が表示されます。
少し下にスクロールすると、ドメイン名やIPアドレス、ドメインの取得者、運用会社などが一覧で表示されています。

注意事項

Whoisを利用するにあたり、いくつかの注意事項があります。
その中でも特に知っておきたいもの3つをピックアップしました。

  • 短時間に繰り返し検索すると、一時的に利用を制限される
    明確な時間は定義されていませんが、短時間に繰り返し検索を行うと以下のようなメッセージが表示され、一時的にアクセスが制限される場合があります。

    Cannot process your search request.
    Service currently unavailable due to incoming of a large amount of
    requests.
    Try again later.
    For details, see: http://jprs.jp/about/dom-search/whois/

  • ドメインによっては運営元がわからない場合がある
    例えば、レンタルサーバを利用したホームページの場合、レンタルサーバの運営元が表示されるためにホームページの運営元までは把握することができない、という場合があります。
    企業のホームページなど公式なものは、基本的に独自ドメインを取得している場合がほとんどですが、念のため検索結果が正しいか確認することをオススメします。
    確認方法としては、ドメイン取得者名を検索し、検索結果でレンタルサーバ会社が表示されるかどうか、が目安のひとつとなります。

  • 検索結果が表示されない場合もある
    JPRS WHOISで表示可能なデータが存在していない場合、Whoisで表示可能なデータが存在していないことを意味しています。
    検索結果が表示されない場合は、直接ホームページにお問い合わせをする必要がありますので、注意してください。

まとめ

情報収集をする際に、運営元が定かではないホームページの情報は信頼できないでしょう。
その場合、Whoisを利用して運営元がわかれば信頼できるかどうかを確認できます。

毎日使うツールではありませんが、知っておくだけでいざというときに便利ですので、覚えておくとよいでしょう。