5.広角レンズは使わない

撮影の角度の基本は上から45°です。商品の強調したい部分がある場合は、なるべくその部分が見えるように微調整しましょう。

また、カメラのレンズにズーム機能がある場合は、できる限り望遠側にして、商品を遠くから撮りましょう。
広角レンズを使うと、対象物が歪んでしまうため、ブツ撮りには適していません。
プロが撮る商品写真も、広角レンズではなく中望遠のレンズが利用されています。

ただ、ズームしすぎると写真が暗くなってしまったり、画像がぼやけてしまうカメラもあるので、注意が必要です。

6.カメラの設定とホワイトバランスを調整する

撮影するカメラが一眼レフタイプかコンデジかによって設定できる範囲が異なりますが、一番重要なのはホワイトバランス(WB)です。
ホワイトバランスとは「色味の調整」のこと。撮影する商品の色は、商品に当たる光の色味によって変化するからです。

照明が日中の自然光や、オフィスで使われているような昼白色の蛍光灯やLEDライトの場合は、ホワイトバランスはオートで大丈夫でしょう。現在のカメラのオートホワイトバランスは優秀なので、自然光や昼白色については商品の色を最適に設定してくれます。

難しいのが、朝夕の自然光や白熱灯などの赤みがかった光です。初心者が撮影する場合、光をそのままにしてしまうと、商品の正しい色が反映されず、見栄えが悪くなることがあります。

そのような条件下で撮影する場合は、カメラの設定でホワイトバランスを変えてみましょう。
ほとんどのカメラには、「太陽光」というモードに加え、「白熱灯」、「日陰」、あるいは「蛍光灯1」、「蛍光灯2」といったモードがあります。
設定を変えながら撮影し、モニターで見て一番正しく商品の色が反映されているホワイトバランスを使えばOKです。

まとめ

ブツ撮りのテクニックを大きく6つに分けてご紹介しましたが、最低限意識したいのは以下の3点です。

・ブツ撮りの基本はナナメからの光
・広角レンズは使わない
・ホワイトバランスを調整

この3点さえ頭に入れていれば、どんな環境でもある程度良い写真が撮れるはずです。
ちょっとした商品撮影であれば、プロに頼まなくても一定のクオリティの写真に仕上げることができます。
ぜひ一度試してみてください。

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