Googleアナリティクスでは、標準ではクリックは検知できません。しかし、アフィリエイトなど、外部への誘導が重要なホームページでは、その成否は把握したいものです。

本記事では、Googleアナリティクスで外部へのリンククリック検知する方法をご紹介します。

アフィリエイトで重要なクリック検知

自社ホームページから外部へ誘導するアフィリエイトでは、その成果は通常そのまままではわかりません。しかし、以下の図のように成否を把握できたほうが、成果に対する分析もできるようになり、好ましいといえます。

クリック検知

ただ、アクセス解析ツールとして普及していますGoogleアナリティクスでも、標準では離脱までは追えないです。

これでは、どのページがアフィリエイトに貢献したのかわからず試行錯誤もしにくいと言えます。

誘導先のホームページで買ったかどうかなど、本当の成果はさすがにわかりませんが、そのきっかけとなったクリックは把握できたほうが良いでしょう。

Googleアナリティクスにて一手間加えまると外部へのクリックを調べることが可能になります。

クリック検知 for Amazonアフィリエイト

以下のスクリプトをブログやホームページのフッター(ページの下)などに追加してください。Googleアナリティクスで、あなたのアフィリエイトコードを含むリンクの検知が可能になります。※xxxxxxxx-22は自身のアフィリエイトコードに書き換えてください。

jQueryという追加プログラムを読み込んでいますが、これをもともと読み込んでいるのであれば、1行目は不要です。

<script src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1/jquery.min.js"></script>
<script type="text/javascript">
$(function(){$("a").click(function(e){ 
var ahref = jQuery(this).attr('href');
if(ahref.indexOf("www.amazon.co.jp")!=-1 && ahref.indexOf("xxxxxxxx-22")!=-1){
 ga('send', 'event', 'affiliate', 'amazon', document.title );
}
});});
</script>

非同期コードと呼ばれるユニバーサルアナリティクス以前のトラッキングコードを使用している場合は、ga('send'~の行を以下に変更してください。

_gaq.push(['_trackEvent', 'affiliate', 'amazon', document.title ]);

また、1行目のjQueryというプログラム部品は、外部で公開されているものを利用できます(CDNといいます)。

参考リンクjQuery高速化!処理速度を10倍上げるテクニック20選

イベントトラッキングに記録されます。

スクリプトが稼働して、Amazonアフィリエイトがクリックされれば、以下のようにイベントに計測されはじめます。

Googleアナリティクスのイベント

イベントラベルを選ぶと、ページタイトルがわかります。どのページでクリックされたのかがわかるので、よくクリックされているページには、関連商品アフィリエイトリンクを追加しましょう。そうすればさらに成果向上が期待できます。

Amazon以外の他のプロバイダでも、アフィリエイトコードは、利用規約上改変が禁じられていることがほとんどだと思います。しかし、jQueryという技術を使うことで、コードを改変することなくクリック検知ができるのです。

クリック検知ができましたら、イベントをGoogleアナリティクスで目標設定しましょう。訪問などとの相関関係を分析できるようになります。

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