ICT総研による「2016年度 SNS利用動向に関する調査」によると、日本国内のネットユーザーに占めるLINE利用率は72%、Twitterは41%、Facebook36%となっているようです。

ロンドンに本社を置くソーシャルメディアコンサルティング企業「we are social」によるデジタルマーケティングに関する調査資料「Digital in 2016」が発表されました。その中でソーシャルプラットフォームの全世界の月間アクティブユーザー数のランキングが発表されています。

しかし、中にはLINEやTwitterを上回るユーザー数を誇りながら、日本ではあまり知られていないソーシャルプラットフォームがあります。

自社の商品やサービスを世界に進出させる、または訪日観光客向けにマーケティングを行う上で、世界で流行しているSNSは無視できない存在です。

今回は、MAU基準でTOP20のソーシャルプラットフィームの中で日本でのユーザー数が少ない12個のソーシャルプラットフォームをご紹介します。

WhatsApp

WhatsApp.png
https://www.whatsapp.com/?l=ja
2014年にFacebookが190億ドルで買収したことが記憶に新しいWhatsAppは無料チャットアプリで、この調査時点では全世界のMAU(月間アクティブユーザー)は9億人です。現在、WhatsAppのMAUは10億人を突破しています。

参考:
Facebook傘下のWhatsApp、MAUが10億人突破 - ITmedia ニュース

もともとは2年目から年間で99セントの利用料が発生する有料のサービスでしたが、現在は無料のサービスになっています。

QQ

テンセントQQ日本版_公式サイト.png
http://www.imqq.jp/

QQとは中国版のSkypeのことで、全世界のMAUが8.6億人いるとされており、中国の通信大手『Tencent』により運営されています。

中国はFacebook、Twitter、LINEなど他国発のSNSの多くが規制されれていますが、Skypeは禁じられていません。それにもかかわらず、QQが利用されるのはSkype以上の機能を持ち合わせているところがあるでしょう。

QQには、相手のアカウントを知らなくとも地域や年齢、性別からユーザーを選択することができる検索機能やマイクロブログ機能などがあります。

Qzone

腾讯首页.png
http://qzone.qq.com/

中国版Facebookと言われるのが「Qzone」(キューゾーン)です。MAUは6.53億人です。こちらも『Tencent』により運営されています。

2009年1月31日の時点では、FacebookやMyspaceをユーザー数で上回っていましたが、Facebookのように世界進出できなかったため、この調査時点のMAUでFacebookの15.9億人と倍以上差をつけられる結果になりました。