画像データを劣化させず編集可能!オススメのベクター変換ツール7選
写真やイラスト、文字などjpg、gif、png画像を扱う中で、「ベクターで画像を編集したい」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
ベクターを使えば、劣化させずにIllustratorなどで画像の拡大縮小やイラストの色を変えたりできるので便利です。
今回は、jpg、gif、png画像をベクターに変換できる、オススメのオンラインツールをご紹介します。
画像をベクターにするメリット
ベクター画像とは「座標にある複数の点と点を結んだオブジェクト」です。
輪郭がはっきりとしており、色の変更や輪郭に線をつける等の作業を容易に行うことができます。
ベクター画像の強みは、データを拡大縮小しても劣化しない点です。看板や大型ポスターなど、大きめのデータの作成や出力に適しています。
画像が重すぎると出力に時間がかかり、スペックによってはメモリのエラーが発生する場合もありますが、ベクター画像は容量が軽いので出力時間も短縮できます。
ベクター画像の主な用途は以下の3つです。
- ロゴマーク用にイラストをワンポイントで作成する
- 画像で作成したロゴマークを印刷の用途に使用したい
- 画像で作成したイラストや文字の色を頻繁に変更する必要がある
ベクター画像は、始めから作る場合は時間がかかってしまいます。
しかし、既存の画像を使ってベクター画像に変換すれば手軽に利用できます。
変換後のベクター画像は、形や色の変更が簡単に行えます。
ベクター画像の形式で一般的なものはイラストレータ形式(.ai)やeps形式(.eps)ですが、最近ではsvg形式(.svg)のファイルも使われるようになりました。
以下より、一般的な画像に使われている、「ラスタ形式」と呼ばれる「jpg」「gif」「png」を、ベクター画像に変換できるオンラインツールをご紹介します。
ベクター画像に変換できるオンラインツール
1.Autotracer.org
svg、pdf、ai、dxf、sk、fig、xfig形式に変換が可能です。色数もモノクロ2色から256色、または色数を落とさない変換も可能です。
ファイル形式の選択も豊富で多機能なところが魅力です。
2.PicSvg
画像をSVG形式のファイルに変換できます。
色も選択が可能で、モノクロだけではなくいろいろな色が選択できます。
3.vector magic
画像をEPS、またはSVG形式に変換できます。
PDF形式も可能です。ピクセルを細部まで忠実にベクター化してくれます。
4.potrace.js
svg形式に変換が可能で、日本語に対応しています。
また、ノイズ除去など細やかな設定が可能です。
5.vectorizer.io
svg形式のファイルに変換できます。
最大1MBまでのファイルサイズに対応しており、画像ファイルをアップロードするだけで操作が完了します。
6.ZorroSVG
手早くsvg形式へ変換できるのがこちらの「ZorroSVG」です。
処理速度が早く、ファイルサイズを軽量化できる点が特徴といえます。
7.Mobilefish.com
http://www.mobilefish.com/services/image2svg/image2svg.php
ページ中央にある「ファイルを選択」をクリックし、該当するデータを選択するだけで簡単にsvg形式へ変換が可能です。
ラスタ画像をベクター画像へ変換するためのコツ
これまでご紹介してきたサイトにあるサンプルのように、上手く画像変換できない場合という方もいるのではないでしょうか。
実はその場合、ちょっとしたコツが必要なのです。
ラスタ形式の画像をベクター画像へと変換する際、裏側では同じ色の塊をピクセル単位で読み取っています。
そのため、画像の輪郭や線がはっきり出ないという事象も起こりがちです。
その場合はPhotoshopなどで事前に画像処理を行い、画像の明暗をはっきりさせておくといいでしょう。その方が鮮明なベクター画像に変換し易くなります。
手順は下記のとおりです。
1. Photoshopで画像を開きます。メニューバー「イメージ」から「色調補正」>「レベル補正」を選びます。
2. 次に入力レベルを調整します。背景がグレーなどの淡い色であれば白に近づけ、濃いグレーの場合はなるべく黒に近づけるようにレバーを調整します。具体的には、メニューバーより、「イメージ」>「色調補正」>「コントラスト」を選び、明るさとコントラストのレバーを右へ移動して調整します。
まとめ
事前に画像処理を施しておくと、ベクター画像に変換した後も修正(調整)が楽になるはずです。
処理能力が早い、操作性が良い、複数のファイル形式に変換が可能等、サイトによって特徴がわかれるため、その用途に応じて使い分けることをオススメします。
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- ファイルサイズとは、コンピューターで扱うファイルの容量のことをいいます。 ハードディスクなどにファイルを転送する際などは、この容量をしっかりチェックしておく必要があります。その数値に応じてデータをコンピューターに保存することができます。
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