記号を用いる時の注意点

機種(環境)依存文字に注意しよう

記号を用いる際には、機種によって表示できるかどうかわからない「機種(環境)依存文字」が存在することを意識しましょう。
具体的には下記のような記号です。

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このような文字は見ている人の環境によって表示できなかったり、意図しない形で表示されてしまいます。ホームページなど、多くの人が見る場所での利用は控えましょう。

記号を使用するルールを立てよう

記号を利用する際は、その記号をどのように使用するのかというルール付けが必要です。
■や・など、目印にする記号を使う際には特に注意が必要です。

■ 山の名前
・富士山
・浅間山
・御嶽山
■ 海の名前
・太平洋
・日本海

このように、同じ項目の箇条書きは用いる記号を揃えるなど、文書内では統一した基準を持ちましょう。
記号だけではなく、太字や斜字のルールも決めておくと、より統一感のある文章になります。

多用し過ぎないようにしよう

記号は文章をわかりやすくするためには便利ですが、むやみに使うと読者が混乱してしまいます。

1) ご飯を食べる → ラーメン(ラーメンは味噌味が好き)
2) ご飯を食べる → 満腹になる

1)のように関連性のないものをつないだり、余分な情報を()で付け足したり、記号を多用することは逆にわかりづらい文章になってしまいます。
2)のように、矢印は関連性のあるものをつなぐようにしましょう。

1)の内容でも下記のように整理することができます。

ラーメンを食べる。
※余談ですが、ラーメンは味噌味が好きです。

このように、記号を用いることのなく文章で表現した方がわかりやすくなる場合もあります。「なんとなく表示が綺麗になるから」と安易に記号を使う前に、文章でわかりやすい表現ができないかどうかを考えてみましょう。

参考:
製本豆知識
広辞苑第六版(岩波書店)
精選版日本国語大辞典(小学館)
明鏡国語辞典(大修館書店)
日経パソコン用語辞典(日経BP社)

まとめ

今回ご紹介したような文章をサポートする記号を約物といい、その歴史は明治期にまでさかのぼります。手書きからワープロ、そしてパソコンへと、文章を書くためのツールは進化を遂げ、それに合わせて文中で用いる記号も形を変えて役割を果たしてきました。

参考:
第17回 約物の深い世界を垣間見た

今回ご紹介した以外にも「()」のように文字をくくるものや、「※」のように目印になるものなど、数多くの記号が存在します。

普段何気なく利用することの多い記号ですが、ぜひ一度その意味を見返してみてみましょう。
また、むやみやたらに記号を使ってしまうと読者の混乱を招くこともあります。文中で使用する際はルールを立てて、統一感のある文章を心がけましょう。