「店に来るまでに迷子になってしまった」というお客様の声を聞いたことはありませんか?ホームページやチラシなどにアクセスマップを掲載していても、わかりづらくて店を見つけることができなければ意味がありません。

WebであればGoogleマップを利用するのが便利ですが、わかりやすい目印を強調して付け加えることができないので、住宅地の中にある店舗や奥まった場所にある店舗は見つけづらいでしょう。

今回は、わかりやすいアクセスマップを作るためのポイントを解説します。店にたどり着けずに別の店舗に顧客が流れてしまったということにならないように、シンプルでわかりやすい地図の作り方を身につけましょう。

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案内地図(アクセスマップ)作成の4つのコツ

アクセスマップを作成する際は、やみくもに作りはじめるのではなく、事前にどのようなマップにするのかを決めておきましょう。通いなれた場所だと、ついつい地元の人にしかわからないルートや目印を選んでしまいがちです。初めて店にくる人の気持ちになって、マップに織り込む内容を考えましょう。

1.起点を決める

わかりやすいマップを作成するには、店舗を起点として周囲の状況を描写するのではなく、どこかの起点から店舗にやってくるルートを想定して作成します。

その際には、顧客がどのような交通機関を利用してやってくるのかに合わせて表示するようにしましょう。
例えば電車を利用する顧客に対しては最寄り駅を、自動車を利用する顧客に対してはインターチェンジや国道を表示するようにしましょう。

お車でご来場の方___幕張メッセ.png
出典:アクセスガイド

画像のように利用する交通機関ごとにマップを作成すると、より丁寧です。

1枚のアクセスマップで電車で来る顧客と自動車で来る顧客の両方に対応したい場合は、駅やインターチェンジなどの複数の起点を同じマップ内に表示することになります。

アクセスマップ.jpg
出典:交通アクセス

その際は、ごちゃごちゃと目印が入り交じらないように画像のようなシンプルな表示を心がけましょう。

2.ルートを決める

起点が決まったら、店までのルートを決めます。
ルートを決定する際には、曲がり角が少なく、できるだけ入り組んでいない道を選ぶようにしましょう。
地下通路や私道を通り抜ける道などは、近道であっても初心者にはわかりづらい場合もあります。多少遠回りになっても、わかりやすい道を選択することが大切です。

また、想定する交通機関に適したルートなのかも確認しましょう。
例えば「ルートの途中に横断禁止の道路があって歩行者は渡れない」「一方通行の道で、時間帯によって自動車が通れなくなる」など、通行の制限がある場合があります。
ルートを決めたあとには、一度実際に道を歩いてみて確認するといいでしょう。

3.目印を決める

ルートが決まったら、その途中の目印を探します。
特に曲がり角は、どの方向に曲がればいいのかをわかるように交差点の四隅にある目印を表示しましょう。

公園や公共施設、信号など、頻繁に建て替えが起こることがないものを目印にするのがポイントです。
夜にも運営している店舗の場合は、昼だけでなく夜の暗がりの中でも確認できるコンビニなどの目印を用意しておきましょう。

4.店舗に到着したとすぐにわかるようにしておく

顧客を迷わず店舗に導くには、わかりやすいアクセスマップだけでなく、到着地がすぐにわかる工夫も必要です。
店名の看板が奥まったところにあったり、目線に入らない上階にあったりなど、店の位置がわかりづらい場合、最後にたどり着けずに迷ってしまう場合があります。

やってきた人の目線に入る位置に看板などの店名がわかるものがあるのかを確認しておきましょう。

参考:来客が増える!わかりやすい地図の書き方
【Web・印刷両対応】簡単・正確な案内地図の作り方まとめ