3. Webマーケティングに関わる職種

ホームページの制作に関わる職種だけではなく、Webを通したマーケティングを専門として業務にあたっている職種もあります。
聞きなれない言葉も多いかもしれませんが、一つずつ学んでいきましょう。

3-1. マーケター

マーケターとは市場の中でユーザーのニーズを見極め、顧客を企業へ近づけていく役割を持った業務を行う人物を指します。

市場データを分析し、より企業の利益を増していくのに必要なことを導き出す役割を担っています。

各界のトップを走るマーケターへのインタビュー記事を、こちらのページで紹介しています。マーケターの業務内容について気になる方は参照してみましょう。

参考:
Marketer's Story
  

3-2. グロースハッカー

企業や事業のグロースハックを専門とした職種を、グロースハッカーと呼びます。

グロースハックとは製品やサービスについてユーザーから得たデータを分析し、できるだけお金をかけずに素早く改善を繰り返しながら、収益を上げていく手法のことです。

特に創設期のサービスや事業の中で活躍し、サービスの一早い収益化を担う存在でもあると言えるでしょう。現在ではサービスとして安定した収益を得ていても、より一層の改善のためグロースハッカーを雇用している企業も存在します。

参考:
最近流行りのグロースハックって何?|電通報
広告に頼らずに成果を出せるグロースハックの概要と成功事例記事
  

3-3. Webアナリスト

調査、分析を専門とするアナリストの中でも、Webの領域で活躍する職種をWebアナリストと言います。

ホームページのアクセス解析や広告の効果など様々なデータを分析するだけではなく、必要に応じて様々な情報を収集してくることを主な業務とし、その分析をもとにした考察を行います。

参考:
ウェブアナリストの仕事とは? 期待されるべき姿とは?
  

3-4. エバンジェリスト

エバンジェリスト(evangelist)とは、元はキリスト教の「伝道者」を意味する言葉です。現在では、高度化が進むIT分野での現状や最新のテクノロジーを消費者にわかりやすく伝える職業を指します。

まだ国内でも職種として専門的に取り組んでいる人は少数ですが、展示会やセミナーなど露出の機会は多くなっています。
  

まとめ

Web業界の職種は英語をもととしている名称が多く、聞きなれない言葉もあるかもしれません。ですが、基本的には日本語の職種と同様、仕事の内容を示したものです。
それぞれの仕事の内容や何を目的にして働いている人なのかを知ることで、その人の話す内容への理解は深まります。

Web制作会社の方と一緒にホームページを作成していく時などは、職種ごとの役割を把握しておくことで、スムーズに業務の依頼ができるでしょう。

その際には注意したいのは、それぞれの人の肩書きは企業が自分の意思でつけているものだということです。中には、Webデザイナーでありながらライターを務めていたり、Webプロデューサーとディレクターが明確にわけられていない場合もあります。

肩書きだけで判断せず、それぞれの人の具体的な仕事内容や領域を知るようにしましょう。