2016年のSEO重大ニュースと言えばAMPを思い浮かべる方も多いはずです。

AMPはAccelerated Mobile Pagesの略で、モバイル端末でWebページの表示を高速化するためにGoogleが発表したプロジェクトです。AMPの仕様に沿ってWebページをマークアップすることで、AMPのCDNにキャッシュされ表示が高速化します。

そこで今回は、実際にferretが実施したAMP対策についてご紹介します。

AMP対策の概要はもちろん、具体的な施策について、さらにはどのような成果につながったのか、をわかりやすく解説するので、ぜひ一読ください。

参考:
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは?今から導入するための基礎知識と手順書マニュアル
  

注目を集めているAMPとは?

AMPをもう少し詳しく説明すると……

AMPはアンプと読みます。AMPのフレームワークAMP HTMLの仕様に沿ってWebページをマークアップすることで、AMPのCDNにキャッシュされます。

検索結果から1ステップでアクセスできるページGoogleがホスティングするようなイメージです。高速な表示を実現するために一部広告タグJavaScriptの実行などに制限があります。

ユーザー体験の向上を目的として開発が進められていましたが、2016年2月24日にGoogle検索で対応開始となったことで、世の中で広く認知されるようになりました。現在はGoogle検索結果からはもちろん、はてなブックマークなどGoogle以外のアプリケーションからの利用も増えています。

AMP実装ページに触れてみてわかるのがその表示の軽さ。モバイルページの表示速度が約4倍、データ量が約1/10になると言われています。
  

AMP対策の概要

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AMP対策は、モバイルページの表示を高速化することでユーザー体験を向上し、ページ離脱率を下げることにも繋がる大きな役割を担っています。また、Google検索結果でもAMP対応マークが表示されたり、カルーセル形式で表示されたり、と高速化そのもの以外のメリットもあります。

同時期に話題になったFacebookのInstant Articlesもありますが、検索というチャネルの幅広さもあり、AMPのほうがポピュラーになっている印象もあります。

参考:
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは?今から導入するための基礎知識と手順書マニュアル|ferret
  

実際にferretが実施したAMP対応を大公開

ferretでは、2016年4月頃から導入しています。
導入して数ヵ月はなかなか動きがありませんでしたが、AMP対応ページが増えることで順調にトラフィックに貢献するようになりました。

こちらが2016年4月~2017年1月のAMPページセッションの推移です。

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ferretでは昨年夏から対策を強化し、10月にはアクセスが徐々に向上し始めました。直近の数字としては、対10月比で700%までに向上。もちろんセッション総合計としても伸びており、既存のトラフィックをAMPが代替しているということもなさそうです。

ほかにもAMPの影響をチェックする場合は、セッションに加え、直帰率やページ内の広告クリック率、ページ読み込み速度、来訪キーワードのカバー範囲などをチェックしておくといいでしょう。

ここで改めてAMPのメリットを整理してみます。

1. 表示速度が早くなりユーザー体験が向上する
・直帰が減る
・ユーザーが慣れるにしたがい、AMP対応ページを優先してクリックする可能性が増す
※注意:実装しただけの状態ではページが簡素になる上に、導線が少なくなるので直帰率が高くなる傾向にあります。AMP用デザインレイアウトにご注意ください。

2. 認知が高まる
・Google検索結果のカルーセルなど、AMP対応していないと表示されない領域に表示できる
・検索結果内でAMPマークが表示される

大別するとこの2種類となります。
日々、直帰率のコントロールや認知拡大したいWebマーケティング担当者としてもぜひ取り入れたい効果ばかりです。
  

AMPを自社サイトに導入するには?

ただ、ここまで話を聞くと「AMP=やらない理由はない!」という印象をお持ちの方も多いと思いますが、導入するにはそれなりの作業工数が発生することを正しく理解しておくことが必要です。
  

AMP対策で発生する作業内容

1. 現行サイト内でのAMP対応機能の精査(AMPのページでは広告表示などいくつかの機能が制限されます。ビジネス的な影響がないかの確認が必要です)

2. AMP HTMLの仕様にあわせたページのマークアップ(AMPに対応させるためにHTML内に専用の記述が必要になります)元々のデザインがAMP HTMLでも表現できるかなどの確認も必要

3. ページ公開後、Google サーチコンソールでエラーが生じていないかなど継続的なチェックや修正の運用

  
社内にエンジニアがいれば大した作業ではないですが、一般的な企業のマーケティング部門だけで完結するのはちょっと難しいかも、という対応です。

最初にテスト的にやるだけならいいですが、継続的な運用や増えていくページでの対応など考えるとどうしても手間がかかります。
  

ferret Oneなら自動でAMPに対応

上記のように、社内にWebエンジニアがいる会社ならともかく、一般的な中小企業などの場合、自社で開発・運用するのは難しいかもしれません。

そのような点に課題を抱えている方に朗報です。

弊社の運営するWebマーケティングツール「ferret One」ならAMPに標準で対応しています。

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▲ ferret One でのAMP対応ページ

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ferret Oneではランディングページブログ記事を作成すると*自動でAMPバージョンのページが作成されます。*AMP用ページデザインも自動で綺麗に仕上がるので、あとは検索エンジンにAMP HTMLとしてインデックスされるかどうかを設定するだけで、すぐにAMPページが使えます。

例えば、サービスサイトのトップページなど表現力や機能を重視したいページではAMP HTMLインデックスをオフにし、ブログ記事や目的別のコンテンツなど検索来訪が見込みやすいページはオンにする、といった使いわけです。

常にAMP HTMLページ自体は自動的に作成されているので、設定するだけですぐにAMP利用を始めることができるのが最大の特徴です。

これからコンテンツマーケティングを検討されている方ならAMP対応の可否は重要なポイントだと思います。ぜひferret Oneを試してみてください。
  

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ferret Oneは専用ツールを利用し、Webマーケターのトレーニンングを受けながらネット集客を行うソリューションサービスです。AMP対応はもちろん、CMS+アクセス解析+コンテンツマーケティングという機能を全て標準装備しています。

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