コンテンツマーケティング4つの事例

では、コンテンツマーケティングの事例にはどのようなものがあるのでしょうか。
特徴的なものから4つ紹介していきましょう。

1.ミシュランガイド

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http://michelinguide.gnavi.co.jp/information/13/05/081958.html

料理の評価とともに優れたレストランが掲載されているガイドブック『ミシュランガイド』を発売しているミシュランは、もともとタイヤメーカーということはご存知でしょうか。

ミシュランガイドは1900年に安全・快適にドライブを楽しむための情報をまとめた冊子として発行されました。その後、質の高い料理を提供するホテルに星をつけるシステムが導入され、今に至ります。

つまり*「ガイドに掲載された料理を食べたいから」と車で旅行にいくことを狙いとしています。*その結果、ミシュランのメイン商品であるタイヤが売れることにつながっていくのです。

参考:
ミシュラン自動車タイヤ
ミシュランガイドの歴史

2.キューピー3分クッキング

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https://www.kewpie.co.jp/3min_cooking/

「キューピー3分クッキング」は、マヨネーズやドレッシングのメーカーである株式会社キューピーの提供で放送されている料理番組です。

お客様用の料理だけでなく、「毎日の献立づくりの役に立ちたい」という思いからスタートしています。
番組内では同社の商品を利用しつつも料理作りをメインとして情報提供を行っています。

商品そのものの認知度を高めるだけでなく、前提である「料理をすること」へ働きかけているのが特徴的でしょう。

3.待合くん

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http://www.nikkeibpm.co.jp/item/40/177/index.html

「待合くん」は、日経メディカル及び日経メディカル開発が提供している医療機関向けの動画コンテンツです。

治療に関する豆知識や脳のトレーニングなどをわかりやすく解説しています。患者にとっては病院の待合室で待っている間の娯楽となるでしょう。

それだけでなく、自院の診療方針や地域のお知らせを流すことで患者との良好な関係作りにも活用されています。

4.てなもんや三度笠(前田製菓)

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てなもんや三度笠爆笑傑作集DVD-BOX

お菓子メーカーの前田製菓株式会社では、1962年に『てなもんや三度笠』という提供番組を放送していました。

『てなもんや三度笠』は江戸時代を舞台にしたコメディ番組で、視聴率54%を記録しています。
番組内で登場人物が名乗りをあげる*「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」*というフレーズは商品のメインターゲットである子供達の間で流行し、大幅な売り上げの拡大につながりました。

コンテンツマーケティング」と言うと近年生まれてきた概念のように思われがちですが、このように50年以上前の事例も存在します。

参考:
[ご挨拶|あたり前田のクラッカー 前田製菓]
(http://www.atarimaeda.com/company/index.html)