レッドオーシャン化した市場からブルーオーシャンが生まれた3つの事例

では、実際にレッドオーシャン化した市場から抜け出し、新しい市場を作り出した事例にはどのようなものがあるのでしょうか。。
代表的なものから3つ見ていきましょう。

1.任天堂Wii

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https://www.nintendo.co.jp/wii/

「任天堂Wii」は、リモコンという操作端末を利用して体感的な操作ができるゲーム機です。

Wiiの特徴は、今までゲームを遊ぶことのなかった小さな子供や高齢者も顧客化した点でしょう。

当時のゲーム業界は主な顧客層を10代後半に定め、解像度や画像処理の性能などの機能面での競争が激化していました。
そのような複雑なゲームをあえて簡単で操作を覚えやすいものにすることで、コストは抑えながらも顧客にとって価値のある商品となっています。

しかし、その後、スマートフォンでより手軽に操作できるアプリゲームが登場し、苦戦を強いられることとなっています。
たとえ新たな市場を作り出しても、他のサービスによってその市場が奪われてしまうことがあるというブルーオーシャン戦略の難しさがわかる事例といえるでしょう。

2.シルク・ドゥ・ソレイユ

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http://totem-fukuoka.jp/

「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、ジャグリングや空中ブランコなど人間による表現に特化したエンターテイメント集団です。

伝統的なサーカスでは花形のパフォーマーに人気が集まり出演料が高騰するだけでなく、維持コストの高い動物を用いることで、コストが増大していました。一方では、子供向けの娯楽は増え、観客数は減少し続けていたのです。

しかし、シルク・ドゥ・ソレイユは人間の持てる能力を駆使したパフォーマンスにより、大人や法人などの新しい顧客を創造することで全く新しい市場を作り出しました。

参考:
シルク・ドゥ・ソレイユとは
3分でわかる『ブルー・オーシャン戦略』「『差別化』と『低コスト』で新しい市場を切り拓く」

3.Swatch®

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https://www.swatch.com/ja_jp/

「Swatch®」はファッショナブルなデザインのラインナップが特徴的なスイスの時計メーカーです。

従来スイス製の時計は高い技術によって支えられた機械式ムーブメントを採用していましたが、クオーツムーブメントを備えたアジア製の時計が市場に流入してきたことで大きくシェアを奪われてしまいました。

そのような中、Swatch®はジュエリーのような高価な時計ではなく「第二の時計」というコンセプトで、ラインナップを展開します。
プラスチックや合成繊維などの素材を利用することで求めやすい価格を実現しながら、今まで時計を持っていなかった層も顧客としました。

参考:
[挑戦するリーダーのためのビジネスモデル、9つの要素 (1/3)]
(http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1104/28/news011.html)
History|Swatch