ネット炎上の火種「誤爆」とは?Twitterで実際にあった事例と3つの防止策を紹介
Twitter運用を行っている時、*誤って自分のアカウントで行おうとしたツイートを企業アカウントでツイートしてしまったことはありませんか?*こういった行為は「誤爆」と呼ばれ、アカウントをフォローしているユーザーを混乱させるだけでなく、内容によっては企業のイメージを汚しかねません。
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今回は、アカウントを間違えてツイートしてしまう「誤爆」の事例と誤爆を防ぐための方法を紹介します。
個人のアカウントと企業のアカウントを間違えてしまうだけでなく、複数の企業アカウントを運営している場合、より誤爆の危険性は高まります。
この機会に、誤ったツイートを行わない体制作りができているか、改めてチェックしてみましょう。
複数アカウントを運営する際に気をつけたい「誤爆」とは
企業のアカウントを運営しながら、プライベートでアカウントを持っている担当者の方もいるでしょう。ブランドや発信する情報ごとに複数のアカウントを運営している企業もいるかもしれません。
このような場合、本来は別アカウントで行おうと考えていた内容をツイートしてしまうミスが起きる可能性があります。
アカウントを間違えてツイートしてしまうことを「誤爆」といい、フォロワーを混乱させてしまうだけでなく、思わぬ批判を受けてしまう危険性もあるでしょう。
総理のパーソナルアカウントのツイートは「総理自身の言葉」だ。本人がツイートする時間がなかなか取れないので、総理の要請でネット戦略アドバイザーの自分が代わりに総理の言葉を投稿している。総理にも直接、お詫びしたが、誤操作で混乱を招いたことを重ねてお詫びします。以後十分に気をつけます。
— 山本一太 (@ichita_y) 2015年5月1日
例えば、安倍総理大臣の公式アカウントから衆議院議員山本一太氏の写真と共にプライベートな内容がツイートされたことで、謝罪にまで発展した事例があります。
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これは山本一太氏が安倍総理大臣のアカウントを運営していたために起こった誤爆であり、安倍総理大臣がツイートしていると認識していたフォロワーの混乱を招くこととなりました。
企業のアカウントでは、さらに企業の信用問題にまで関わる可能性もあります。
実際に2016年にはマクドナルドの公式アカウントで業務に関するネガティブな内容のツイートをしてしまうミスが発生し、ネット上で話題となりました。
この時、該当のツイートは8000件以上ものリツイートを集め、多くのユーザーの目に触れてます。こういった誤爆はフォロワーに誤解を与えるだけでなく、思わぬバッシングに繋がってしまう可能性があるでしょう。
参考:
マクドナルドの公式Twitterアカウントが削除した「不適切な投稿」
ミスを防ぎたい人必見。3つの誤爆防止策
誤爆を防ぐためにはハード面とソフト面、両方での対策があります。
3つの方法を紹介しましょう。
1.TweetDeckのチェック機能を利用する
Twitterと連携して操作を行える管理ツール「TweetDeck」では複数のアカウントにログインして、ツイートを行うことができます。
通常、複数のアカウントを追加している場合、このように表示されます。
これではアイコンにチェックがついているのに気づかず、誤ったアカウントでツイートしてしまうこともあるでしょう。
そのため、TweetDeckにはツイートをする前に内容をチェックできる機能が搭載されています。
では実際にどのように設定されるか見てみましょう。
上記のように、メインメニューの「account」から、アカウントの「Confirmation step」をONにします。
すると該当のアカウントでツイートする時には、チェックボタンをクリックしなければツイートできなくなります。
一度見直す機会が与えられることで、アカウントを間違える危険性を軽減できるでしょう。
TweetDeckの基本的な設定方法はこちらで紹介しています。合わせてご参照ください。
Twitter運用担当者必見!複数のリストを一度に閲覧できる「TweetDeck」の使い方を解説
参考:
TweetDeckに“誤爆防止機能” 複数アカウント使い分けユーザー向けに
2.社内でダブルチェックを行う
TweetDeckを使わない場合、社内で他の人にツイートの内容をチェックしてもらう体制をあらかじめ構築しておく方法もあります。
ツイートの内容や配信時間含め同僚や上司にチェックしてもらうことで、誤爆する前に気づくことができるでしょう。
一方では、ツイートのすべてに対してダブルチェックを行うのは手間も時間もかかってしまいます。
また、ダブルチェックを義務付けていも、チェックを経ずに個人のアカウントだと思ってツイートしてしまうこともあるでしょう。
そういった危険性を認識した上で、チェック体制を引くようにしてください。
3.端末を変更するなど物理的に分けて運用する。
誤爆の防止には、アカウントに合わせて操作する端末自体をわける方法もあります。
企業のアカウントを操作する際は個人のスマートフォンは利用できないようにしたり、企業で運営しているアカウントごとに操作する端末を分けたりといったルールを作って誤操作を防ぎます。
個人のスマートフォンからログインできないようにしておけば企業のアカウントからツイートできないため、誤爆は防げるでしょう。
そのためには、「1つの端末からログインしたほうが便利だから」といってルールを破ってはいけません。
担当者に対してしっかりとした意識作りを求めるだけでなく、ルールをチーム全体に定着させるようにしましょう。
まとめ
パソコン版のTwitterではアカウントごとにログインが必要となるので、アカウントを切り替えは意識的に行います。そのため、個人のアカウントへツイートしようとした内容を誤って企業アカウントでツイートしてしまうことは少ないでしょう。
一方、アプリ版ではプロフィール画面からすぐにアカウントの切り替えができるため、無意識にアカウントを間違えてしまうかもしれません。
また、他のアプリやホームページとアカウントを連携している場合、別のアカウントが連携されていること気づかずにツイートしてしまうこともあるでしょう。
もし「誤爆」をしてしまったら、該当のツイートを削除するだけでなく、速やかに謝罪することで影響が広がるのを防ぐことができます。
その後は改めて運用体制の見直しを行い、今回紹介したような防止策をとるようにしましょう。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
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- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アカウント
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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