突然ですが、皆さんはインフルエンサーという言葉をご存知でしょうか。

インフルエンサーとは、単純な英訳でいうと「影響・効果・勢力」の意味で、Webの世界では"社会に対して大きな影響力を持つ人物"のことを指し、このことからもわかるようにインフルエンサーを企業プロモーションに活用することは増加傾向にあります。

インフルエンサーのスタートはブログブームが起こり始めた2000年初頭で、Twitter、Facebook、Youtubeと発信するメディアの多様化によって、より母数が増えています。また、最近ではインスタグラムの普及により、多くの方がインフルエンサーとなる機会も増え、本当の意味でのインフルエンサーが見えにくくなっているのが実情です。

そこで今回は、インフルエンサーの在り方や役割、そして企業事例をもとに戦略的に活用するイメージをご紹介します。企業でSNS運用を担当されている方、これからSNS活用を検討されている方に、ぜひオススメです。
  
参考:
インフルエンサー【Influencer】|ferretマーケティング用語辞典
  

インフルエンサーとは?

6750_002b.png

そもそもインフルエンサーの定義とは、一体何でしょうか。

冒頭でも触れましたが、インフルエンサーとはインターネットを用いて消費者の購買意思決定に大きな影響を与える人物のことを指します。
もっと言えば、ただ単に影響力のある方やフォロワーの多い少ないを見るのではなく、その投稿に触れたフォロワーに対して何らかの影響を与えることを言います。

ただこれをパーセンテージで評価すると、どうしてもフォロワー数の少ない人の方が反応率が上がってしまいがちです。そこで皆さんにオススメしたいのが、フォロワー数(リーチ)と反応数(影響)の掛け合わせで判断することです。単純にフォロワーが多いだけでは効果がなく、反応率が高いだけでも影響力はありません。

重要なのはリーチに対する反応数、特に反応数の多い人ほどフォロワーへの影響力になります。

下記にある株式会社サイバー・バズで調査した「インスタグラムの商品投稿に関する購買行動」結果でも、芸能人の投稿よりも一般人の投稿の方が購買意欲が高くなる結果がでています。

ちなみに、ここで着目していただきたいのは反応率ではなく、行動率です。

興味深いことに、芸能人の投稿は検索等の"調べる行動の率"が高く、一般の方の投稿は"そのまま購買につながっている率"が高いという結果がみえてきました。これは、より身近な方からのレコメンドのほうが購買意欲を駆り立てていることが結果から言え、購買意思決定という見方をするとフォロワー数以外にも重要なものがあることがわかります。
  
参考:
サイバーバズ・調査結果
6750_001b.png
※画像をクリックすると拡大されます