日本ならではの仕様を理解してもらうためには、日本文化を知ってもらうところから始めるのが◎

中野氏:
スキル・品質評価または採用条件と手法について質問しますね。
日本交通さんは結構レガシーな環境だと思うんですが、そこで国内、オフショアでエンジニアはどう採用してるんでしょう?
Tipsみたいなのがあれば教えていただきたいです。

岩田氏:
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オフショアはまず、テストコード書けるかどうかを一番重視しています。
コードの品質まで意識がいっているかどうかもわかりますしね。
僕たちは「スキルよりもWill」っていってるんですけど、タクシー業界を変えたいっていう思いを持っている人を採用するようにしています。

中野氏:
タクシー運転手さんのITリテラシーって・・・?

岩田氏:
低い方が多いですよね。
乗務員さんが使うアプリケーションもオフショアで開発しているんですが、(オフショアを依頼している)ベトナムは、日本の交通事情とまったく違うので、そもそも日本の交通事情に合ったアプリの設計が理解されないこともあって。そこを理解せずに、運転手さんにもわかりやすい設計をすることはかなり難しい。
なので、ベトナムのエンジニアに日本に来てもらって、日本交通のタクシーに乗ってもらったり、国内を回ってもらってたりして理解を深めてもらいました。
それ以降、オフショア側の意識がかなり変わりましたね。

中野氏:
そこまでやるんですね!技術だけでなく、文化も理解していると方がいいと。

グローバルな開発組織を持つ企業が描くビジョンは?

中野氏:
最後に、皆さんの将来のビジョンを教えてください。

**横井氏:**

僕たちは去年の10月からオフショアを始めていて、同じタイミングでチェコ人のエンジニアを雇いました。
彼、全く日本語がわからなくて、良く聞いたら英語もわからなかったんですよ(笑)
でもエンジニアチームでなんとかそいつを受け入れなきゃってみんなで英語を頑張って勉強していて、自発的に言語の壁を取り払おうとしています。

やっぱり言語の壁とか住んでいる場所とか、そういうの関係なく働ける環境にしていきたいですね。

岩田氏:
まずは、タクシー業界を導いて行きたいです。
移動で人を幸せにしたいとうビジョンがあるので、タクシーに限らず、いろんなテクノロジーを駆使して人の移動手段をもっと良くしていきたいですね。

城倉氏:
日本は人口が減っているのでマーケットは縮小していくし、しかも海外のアプリが日本に来ています。
そういう状況はわかってるけど、なかなか外に出ていけないエンジニアが結構いるんですよね。
僕たちで、グローバルなエンジニアとどんどん触れ合える環境を作っていきたいですね。
プログラミング言語は共通言語ですし、国を超えたエンジニアのコミュニティができるといいなと思っています。

斎藤氏:
僕たちは会社のビジョンとして「Webマーケティングの大衆化」を掲げています。
それをかなえるために、もっと多くの優秀な人材がほしいんです。

色々見てきましたが、人材のTOP of TOPのレベルはどこの国も一緒なんですよ。
国内だけに固執せず、ワールドワイドに人材を採用していこうと考えています。
優秀な人材を採用して、少しでも早くビジョンを達成したいですね。

宮内氏:
ユーザベースは「経済情報で世界を変える」というビジョンを掲げています。
そのなかでもテクノロジーが果たす役割はすごく大きい。なのでエンジニアの存在は重要です。
今、エンジニアチームは東京にいますが、今後海外売り上げ比率をぐっとあげていく予定なので、国関係なく、多様な人材が僕たちと一緒に働けるような環境を作りたいですね。

中野氏:
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日本の人口減少は深刻です。なので、どんどん海外の方を採用して、多様化を許容する文化を作っていかなきゃと思います。
あと、外貨を稼がないと日本は弱体化する一方なので、海外マネジメントやビジネスのTipsをどんどんシェアして、会社とか立場とか関係なく共有していきたいです。
そうして、元気な日本を取り戻したいですね。