身の回りのことからヒントを得る

ソーシャルメディアの投稿内容に関する考え方を踏まえた上で、具体的な投稿のアイデアを広げていくにはどうしたら良いのでしょうか?更新する頻度にもよりますが、日々の投稿に対してあまり難しく考える必要はありません。

「今日は何の日?」と言った雑学を1つ提供することから始めてみてもいいでしょう。毎日同じ時間に投稿すれば、フォロワーの生活の一部に取り込んでもらえる可能性もあります。意外な雑学もまじえるとシェアしたくなるような要素も含んでおり、なおいいでしょう。

またテンプレート化された内容であっても毎日違う内容を投稿していれば、botっぽさを解消できアカウントとしての信頼感を持ってもらうことも期待できます。同様に天気予報をしっかり見ておくという小まめな習慣をつけるといいでしょう。天気は多くの人の「その日の気分」に影響を与えます。

またオフィス内に転がっているもの、人の様子、会社の周りの街の様子など、身の回りのすべてのものに対してアンテナを立ててみましょう。大切なのは、身の回りのものからストーリーを連想することです。

何となくデスクに置いてある物でも、「GW明けでお土産がいっぱいです」→「和気あいあいとした親しみやすい雰囲気の会社です」というように発展させてみると簡単にネタは出てきます。拡大解釈くらいで問題ありません。
日常にあるものを「きっかけ」にし、ブランドらしさをさまざまな面から伝えるようストーリーを繋ぎあげるのです。

運用したデータを元に勝ちパターンを研究してみる

ある程度の期間運用を継続したらTwitterアナリティクスなど分析用のツールを導入し、どのような投稿がエンゲージメントを集めるか分析して見ましょう。どのような投稿に反応があったのかを振り返り、エンゲージメントの高い投稿、低い投稿のパターンを比べるなどして、効果の測定を行います。

勝ちパターンを見つけ出すことで、新たなヒントになります。

また、ソーシャルリスニングを併せて活用し、実際のユーザーが投稿している内容からニーズを探る方法も効果的です。単純なエゴサーチでも、自社ブランドにどういうイメージがあるか、担当者も気がつかなかったような商品の用途やブランドイメージなど、さまざまなことが見えてきます。

ソーシャルメディア上で、ユーザー側から発言されている内容を読み取り、フィードバックさせるような形で投稿内容を検討してみましょう。

そしてそのフィードバックを生かし運用を継続したら、再度Twitterアナリティクスを元に効果を測定します。検証結果の反映を繰り返すことで、より効果的なソーシャルメディア運用が可能になります。

まとめ

ソーシャルメディア投稿のネタ出しのコツは、自分たちのブランドらしさをさまざまな側面から切り出して伝えるです。そのブランドらしさを繰り返し見つめ直し、日々のさまざまなことにアンテナを張って繋ぎ合わせるだけで、本当に幅広い表現方法が考えられます。トライアンドエラーと繰り返して効果的にソーシャルメディアを活用し、自社ブランドの魅了を伝えていきましょう。