3. 不要な要素の削除

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ポップアップや不要な効果音、ユーザーがコンテンツを読み込む際に邪魔となる投票ウィジェットやビデオなどは、ネガティブな効果を生み出すということが、 KISSmetrixによって報道されています。

直帰率とGoogleの検索順位の関係は明らかではありませんが、もしこうした要素がホームページを去る原因となるのであれば、実際に理想的なUXをユーザーに提供できていないことにもなります。
もちろん、不要な要素がたくさんあれば、結果的にページの読み込み速度も落ちてしまうので、どれをどこに置くのか、あるいは思い切って省略するのかを、戦略的に考える必要があります。

4. 適切なキーワードとリンク

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キーワード選びや被リンクの数などは、昔からSEO戦略上重要であると言われています。
ただし、Googleはそのリンクが意味を持って貼られているのかはしっかりとチェックしています。

特にますます重要になってくるのは、ソーシャルメディア経由でのリンクです。
なぜなら、ホームページやプロダクトを好きになったユーザーであれば、自然に自分の使っているプラットフォームシェアしたいと思うからです。

本当に心からオススメされたシェアであれば、Googleの検索順位でもプラスに働くだけでなく、UXの上でも効果的に働きます。

5. アクセシビリティ

Siteimproveによると、アクセシビリティの高いサイトは、Googleの検索ランキングでも享受するメリットが大きいことが明らかになっています。

そもそもアクセシビリティというのは、ハンディキャップを持った方々を含めてすべてのユーザーに使いやすい設計にすることなので、結果的にSEOUX双方にプラスに働きます。
例えば、画像のaltタグを入れたり、正しいリンクテキストを設定したりすれば、目の見えないユーザーが音声読み上げ機能を使ってWebサイトを確認する方法も改善し、なおかつサイトを巡回するクローラーにとっても分かりやすい構造になります。

もちろん、文字サイズを大きくするなど、設計者側の配慮が直接SEOに直結しないケースもあります。
しかし、SEOUXかを天秤にかけるのではなく、どちらかにとってプラスなのであれば、施策として行ったほうがよいでしょう。

まとめ

SEOについてもUXについても、やるべきことは一冊の本を書くことができるほど膨大にあります。
しかし、UXでの対策がSEO上も全く意味がないというわけではなく、結果的にそれぞれの要素が相互に作用しあっています。

使いやすく、流入もしやすいホームページにするのに、やるべきことはたくさんありますが、まずは今回紹介した5つのポイントから確認してみましょう。