メッセージを完全暗号化!セキュリティ対策ばっちりのチャットツール「Wire」とは
皆さんは、普段の業務や日常生活においてチャットツールをお使いでしょうか。
現在、チャットツールには、Facebookメッセンジャー、LINE、ChatWork、WeChat、Skype、TypeTalk……など、様々な種類があるのをご存知でしょうか。
ただ、非常に便利なチャットツールですが、気を付けなければならない点があります。それがツールそのものの、セキュリティーに関してです。
確かに便利で、ビジネスにも、生活にもな欠かすことができないチャットツールですが、一部のツールではやりとりする画像やテキストなどの添付ファイルが、それぞれのデータサーバー上に残ってしまい、機密情報を扱うにはセキュリティ上好ましくないものもあるのも事実です。
でも、全ての会話やデータが完全に暗号化されているとわかっていたらどうでしょうか。
会社の社員も、如何なる国家権力だったとしても解読不可能なように暗号化されているのであれば、安心してメッセージングを楽しむことができるはずです。まさに、それを可能にしたのが「Wire」と呼ばれるチャットツールです。
そこで今回は、メッセージを完全暗号化する、セキュリティ対策ばっちりのチャットツール「Wire」の基本的な使い方についてご紹介します。
メッセージを完全暗号化するWireの仕組み
Wireは2014年末にSkypeの多くの元社員を中心に設立され、のちにSkypeの共同設立者でもあったヤヌス・フリース氏も再び参画をしたことで知られる企業です。Windows・Mac ・Linux・iOS・Androidとクロスプラットフォームで利用でき、何よりシンプルなUIが人気です。
昨年4月にはFacebookが10億人以上もいるWhatsAppユーザーにエンドツーエンドの暗号化技術を導入しましたが、これまではこうした技術を利用したチャットは、内密な取引を行うビジネスマンや政府関係者のみが使う技術で、一般的ではありませんでした。
エンドツーエンドの暗号化技術とは、送信者と受信者のみがお互いのメッセージを読めるようにする暗号化技術のことです。送受信中に暗号を解くことはできないので、アプリ作成者であってもやりとりをみることはできません。
実際、世界を震撼させた「スノーデン事件」の末路を描いた映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』でも、元CIAのエドワード・スノーデン氏が国家安全保障局(NSA)によるプライバシー侵害を告発し、スノーデン氏と告発先のジャーナリストとの間でエンドツーエンド技術を使った通信アプリを使用しているシーンがあります。安全なメッセージングは現在では主流にはなっていますが、いまだに全てのアプリが本当に安全にやりとりできるかというと、そうではありません。
もしかしたら、日頃の何気ない会話の中にも、「今どこにいるか」「どんな仕事をしているのか」「資産をどれくらい持っているのか」などの情報が筒抜けになり、プライバシー情報が抜き取られる可能性もあります。Wireは国際政治的にも中立な立場にあるスイスに本部を置き、そのプライバシーの安全性はEU法によって保障されています。
エンドツーエンドの暗号化技術を用いることで、提供者がチャットログを政府や諜報機関に引き渡すような可能性は完全に排除されるのです。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- UI
- UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを意味します。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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