キングジムのTwitterアカウントから学ぶ - 企業アカウント運用時のポイント -

キングジムのTwitterがファンから人気な理由はどこにあるのでしょうか。

自社で参考にできるポイントをご紹介します。
  

毎日定期的に発信する

kingjim_の2017年のツイートカレンダー__whotwi_グラフィカルTwitter分析.png
http://ja.whotwi.com/kingjim/tweets/archive/2017

上の画像は、株式会社AutoScaleが運営するTwitter分析ツール「whotwi」でキングジムのアカウントを分析したものです。色が付いている日にちはツイートがあったことを示しており、2017年3月から8月にわたって、土日や休日を除きほぼ毎日ツイートがあったことがわかります。色の濃さはツイート数によって変化し、多い日は一日で100ツイートを超えている日もあります。

うちは新商品はそんな定期的に販売しているわけじゃないし、毎日大量にツイートするネタなんてないよと感じている方がいらっしゃるかもしれませんが、必ずしも自社商品だけをツイートしなければいけないわけではありません。

上のツイートのように、日々のちょっとしたひとコマを切り取ってツイートすることで、ユーザーを楽しませています。また、企業アカウントが親しみのあるツイートをすることでギャップを生み出し、ユーザーの興味関心を引く結果となったのでしょう。1ツイートでも毎日投稿を継続することが、ファンを作り出す要因の1つと言えます。
  

他社やユーザーと積極的に交流する

ユーザーとの交流を積極的に行っているのも、キングジムの特徴です。上のツイートのように、ユーザーに質問を投げかけ、1つひとつ丁寧に回答することで、ユーザーとの交流を図っています。

もともと円周率ノートは、Twitterで没企画の商品として紹介されたのがきっかけでした。ただ、そこから火が付き、2017年6月にはユーザーとの交流から新製品「円周率ノート」が生まれ、実際に販売されて大きな話題となりました。

ツイートには1万件以上のいいねとリツイートがされ、多くのユーザーが商品化を希望していることがわかります。結果、没だったはずの円周率ノートは、株式会社ロフトとのコラボレーションによって商品化されることになりました。

このように日頃からユーザーと積極的に交流してファンを作り出した結果、もともとは没だった企画でさえも商品化につながりました。