シンガーソングライターの星野源氏が2017年8月に発売したCDシングル「Family Song」はTwitterを中心としたSNSプロモーションが展開されました。
なかでも、アルバムの感想を呼びかけるツイートは4,000以上のリツイートを獲得し、「いいね」数は12,000以上にものぼりました。
なぜここまで多く人の反響を得ることができたのでしょうか。

今回は、「Family Song」で利用されたハッシュタグ「#familysong」の動きから、Twitterキャンペーンを盛り上げる3つのポイントをご紹介します。
どうすればTwitterを通してキャンペーンが盛りあげられるのか悩んでいるSNS担当者はぜひ参考にしてみてください。

「FamilySong」とは

星野源『Family_Song』___特設サイト.png
http://www.hoshinogen.com/special/familysong/

「FamilySong」は、シンガーソングライターの星野源氏が2017年8月16日にリリースしたCDシングルです。
日本テレビ系 水曜ドラマ『過保護のカホコ』主題歌である「Family Song」や「花王ビオレu ボディウォッシュ」CMソングとして採用されている「肌」が収録されています。

Twitter上では「 #FamilySong 」というハッシュタグが積極的に利用され、星野源氏の公式アカウントだけでなく、ファンの間でもツイートが広がっています。

「#FamilySong」のツイート傾向

Twitter、Instagram、Facebookのハッシュタグトラッキング___Keyhole.png
http://keyhole.co/

上記は、Twitter分析ツールの「KWYHOLE」を利用して「#FamilySong」を含んだ投稿を検索した結果です。
2017年8月17日までに、ハッシュタグを含んだ投稿が704投稿、ユーザー数は529人と1人あたり1.3ツイートほど行っていることがわかります。このことからも、公式アカウントやCDショップといった販売側が頻繁に告知ツイートを発信しているだけでなく、ユーザーが単発でハッシュタグを含んだツイートをしていることがわかるでしょう。

「#FamilySong」から学ぶ!Twitterでキャンペーンを盛り上げる3つのポイント

「FamilySong」は2017年8月16日に発売されたCDシングルですが、8月17日現在で、すでに700以上「#FamilySong」を含んだツイートが投稿されています。
発売直後から多くのユーザーシェアしたのはなぜなのでしょうか。

1.関係者を巻き込んでキャンペーンを盛り上げる

新商品や新サービスの発表時には、自社の公式アカウントだけでなく、関係する組織が運営しているアカウントも巻き込みましょう。
実際、「FamilySong」では、星野源氏の公式アカウント以外にも、タワーレコードやTUTAYAのようなCDショップも「#FamilySong」を利用してCDの発売を告知しています。

また、主題歌となっているドラマ「過保護のカホコ」でも、公式アカウント上で下記のようにハッシュタグを含んだツイートを頻繁に行っています。

ハッシュタグをつけることで、ドラマのファンだけでなく、星野氏のファンにも投稿を見つけてもらいやすくなります。このように関係者間で共通したハッシュタグを利用することでメリットが生まれることもあります。
自社のアカウントでの発信だけでなく、関係者がアカウントを持っている場合はツイートやシェアの呼びかけを怠らないようにしましょう。

関係者間で同じハッシュタグを使いたい場合、最初は自社のアカウントでツイートを行うことで、周囲の関係者にもハッシュタグ利用を促せます。ハッシュタグやホームページシェア、リツイートなどの仕組みを利用して関係者からも拡散が広がるように呼びかけていきましょう。

2.ファンがツイートしたくなる仕掛けを施す

関係者にハッシュタグを含んだツイートを促すだけでなく、 一般のユーザーに対してもツイートを呼びかけましょう。
「FamilySong」では、ハッシュタグを含んだツイートを行うよう上記のように呼びかけています。
こちらのツイートでは「#FamilySong」をつけたツイートは星野源氏本人にまとめて渡すと伝えています。

ハッシュタグをつけてのツイートを促す場合、ユーザーにとってのメリットを用意することが大切です。このツイートでは賞品プレゼントやイベントへの抽選に参加できるといった経済的なメリットを挙げていないのが特徴的です。

ファン視点でみれば、ファンレターよりも気軽にアーティストへの想いを伝えられるのはメリットとなります。
4,000以上リツイートされ、12,000もの「いいね」を獲得していることからも、この試みがファンに受け入られていることがわかります。

3.キャンペーンのフィードバックは欠かさない

キャンペーンは、ただ実施するだけでなく参加した人への感謝を伝えることも大切です。
「FamilySong」では、星野氏が出演したラジオでの反響に対してもTwitter上で感謝を伝えています。
こまめな情報発信だけでなく、こういった直接的なコミュニケーションもTwitter上で話題を呼ぶ
きっかけとなるでしょう。

まとめ

「Family Song」では公式カウントだけでなく、CDショップやドラマなど関係各所を巻き込みながら、投稿が増えていることがわかります。
新譜発売までの機運が高まっていくことで、ドラマを見た人や店頭で発売されているのを見た人までツイートが広がり、ファンも巻き込むことに成功しています。

そのためには、ハッシュタグを利用するよう呼びかけるだけでなく、ハッシュタグを利用することでどういったメリットがあるのかを伝えるのが大切です。
なかでも、「Family Song」ではプレゼントのようなメリットを提供するのではなく、星野源氏自体がツイートを見ていることをアプローチしたのが特徴的でしょう。

ユーザーが求めるのは金銭的なメリットだけではありません。顧客の意見を常に見ていると伝えるのも、商品やサービスへの熱心なファンの心を動かすきっかけとなるでしょう。