まとめ

多数決はもっとも得票数の多かった事柄や人物を選抜する方式であり、得票数の少なかったものに対する意見は切り捨てられてしまうという難点があります。

社会的選択理論では、得点をつけることで満場一致に近い状態を作り出すボルダルールや、複数回の多数決を行うことで民意を反映しようとする決選投票付き多数決など、多数決以外の決め方も研究されています。

それぞれ、かかる手間が多かったり、一部に切り捨てられる票や意見があったりと行った難点が存在する一方で、多数決よりもメンバーの総意に近づくというメリットがあります。
会議やコンペなどでどのように意見を取りまとめたらいいのか迷ったら、今回紹介したような決め方を試してみるのはいかがでしょうか。