Acrobat Pro DCを使用するなら知っておきたい便利な小技5選

1.ファイルの結合

WordやExcelなどで作成したファイルや、オーディオや動画ファイル、PDFファイルなど、各種ファイルを1つのPDFに結合する方法です。

step1.

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まず、Acrobat Pro DC(以下、Acrobat)を起動します。

画面上部に「ホーム」「ツール」という2つのメニューが表示されていますので「ツール」を選択してください。
するとメニューが表示されますので、この中から「ファイルを結合」をクリックします。

step2.

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「ファイルを結合」という画面が表示されますので、結合したいファイルをドラッグ&ドロップで追加します。

step3.

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結合したいファイルを追加したら、画面右上の「結合」をクリックします。
なお、この画面上でファイルをドラッグすることで、結合の際にどのような順番でファイルを結合するのか指定することができます。

step4.

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サンプルのため見辛くなっていますが、上画像のように4つのファイルすべてが結合されて1つのPDFファイルとなりました。
PDFファイルにした後に編集をしたりコメントをいれたりなどの加工も可能です。

2.PDFをWordやスプレッドシートなどの他のファイル形式へ変換する

PDFファイルを、WordやExcel、スプレッドシートなど他のファイル形式へ変換する方法です。

step1.

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変換したいPDFファイルをAcrobatで開きます。
画面上部のメニューから「ファイル」をクリックして表示されたプルダウンメニューから「書き出し形式」を選択します。
するとさらにメニューが表示され、変換することができるファイル形式が表示されます。
この中から、任意のファイル形式を選択してください。

step2.

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上画像は、PDF文書を画像(JPEG形式)として書き出したものです。

step3.

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PDFファイルから他のファイル形式へ変換する際に細かい設定が必要な場合は、環境設定から設定を変更することができます。
その場合は画面上部のメニューから「Acrobat Pro DC」をクリック、表示されたプルダウンメニューから「環境設定」を選択します。

step4.

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「環境設定」の画面が表示されますので、右側の「分類」から「PDFからの変換」を選択します。
ここで設定を変更したい各種書き出しファイル形式をクリックして「設定を編集」をクリックすると、設定の変更が可能です。

3.PDFへ署名を入れる

PDFファイルへ署名を入れる方法です。
キーボードでの入力はもちろん、手書き署名の記入や署名画像の挿入もできます。
名前だけではなく、組織名や役職、日付などのテキストも入力も可能で、ファイルを保存すると署名やテキストなど追加した項目がPDFの一部となって保存されます。

step1.

10.png
署名を追加したいファイルをAcrobatで開いた状態で、画面上部のメニューから「ツール」をクリックします。

step2.

11.png
表示されたメニューのうち「入力と署名」をクリックしてください。

step3.

12.png
画面横に「マイプロファイル」という項目が表示され、署名に記載する情報を編集することができます。
編集する際は、項目の右横に表示されている矢印(画像赤枠部分)をクリックします。
住所やメールアドレス、電話番号などは必要な場合に入力してください。
必要ない場合は空白で構いません。

step4.

13.png
「マイプロファイル」を設定したら「署名」をクリックします。
するとメニューが表示されますので「署名を追加」または「イニシャルを追加」のいずれかより必要に応じて選択してください。

step5.

14.png
署名を編集することができる画面が表示されます。
「タイプ」では、マイプロファイルの情報を読み取ってキーボード入力した署名を入力することができます。
「手書き」では、マウス操作で実際に署名を手書きすることが可能です。
「画像」では、署名画像を添付することができます。

任意の署名形式を選択したら「適用」をクリックしてください。

step6.

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署名がファイル上に表示されますので、マウス操作でファイル上のどこに表示するのか指定します。
場所を決めたらその場でクリックしてください。

その他、住所やメールアドレス、電話番号などの情報は、ドラッグ&ドロップするか署名の項目に追記することで記載可能です。
ドラッグ&ドロップする場合は、項目横に薄く表示される縦の点アイコンをクリックすると、ドラッグ&ドロップすることができます。

4.ファイルの比較

2つのバージョンのPDFファイルを作成した際に、簡単に比較することができる方法です。
この機能は、Acrobat 2017に新機能として追加されたものです。

step1.

16.png
Acrobatを起動し、画面上部に表示されている「ツール」をクリックします。
メニューが表示されたら、この中から「ファイルを比較」をクリックしてください。

step2.

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「比較するファイルを選択」という画面が表示されますので、古いバージョンのファイルと新しいバージョンのファイルを「ファイルを選択」をクリックしてそれぞれアップロードします。

テキスト情報のみ比較する場合は「テキストのみを比較」にチェックを入れてください。テキスト情報以外にもチェックしたい項目がある場合は「設定」をクリックし、表示されたポップアップ画面上で比較したい項目の設定を行います。

各設定を行ったら「比較」をクリックします。

step3.

18.png
自動で比較レポートが作成され、相違点に関する概要が表示されます。
さらに詳しく相違点をチェックする場合は、画面を下にスクロールすると相違点がハイライト表示されています。

5.送信とトラック

作成したPDFファイルをオンラインストレージに保存してPDFファイルの共有URLを発行したり、共有相手がファイルを確認したがどうかを追跡することができる共有URLを設定することが可能です。

step1.

19.png
共有したいPDFファイルをAcrobatで開いた状態で、画面上部のメニューから「ツール」をクリックします。
表示されたメニューから「送信とトラック」を選択してください。

step2.

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PDFファイルを共有するためのURLを作成する画面が表示されます。
匿名リンクを作成または特定の相手にメールアドレスを使用して共有のいずれかを選択してください。

「パーソナライズされた招待状を送信」を選択して特定の相手に送信する際は、メールの文面をこの画面上で作成することもできます。
アドレス・文面を作成したら「送信」をクリックしてください。
これで共有は完了です。

step3.

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共有したい相手がPDFファイルを確認したがどうかは、画面上部の「ホーム」のうち「送信済み」をクリックすることで確認できます。
ここで表示回数をチェックすれば、相手がファイルを閲覧したかどうか判断可能です。