漫画やアニメをネタにしたツイート3つのポイント

ここまで紹介してきたツイートはユニークなだけでなく、企業が漫画やアニメをネタにしたツイートにおけるポイントが見えてきます。主な3つのポイントを紹介しましょう。

1.画像のクリエイティブにこだわる

日清カップヌードルやリカちゃんでは、商品を用いたオリジナルの画像を用意しています。
画像は劇中の人物を忠実に再現しており、リプライでもクオリティの高さに言及したコメントが目立ちます。
特に自社の商品をもじった画像を作成する場合、高い再現度を実現することでユーザーの興味関心を引くことができるでしょう。

ただし、再現する際に元となった作品の画像を用いてはいけません。
過去には水戸美術館が『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のイラストを使ってツイートしたことで謝罪にまで発展したという事例もあり、画像の無断転載には注意が必要でしょう。

参考:
[「こち亀」を無断改変、ツイッターに投稿 水戸芸術館|朝日新聞デジタル ]
(http://www.asahi.com/articles/ASK9G3RP8K9GUJHB004.html)

1.印象的な台詞をもじる

アニメや漫画に登場する名台詞は、ネタとしても扱いやすい要素です。
実際、SHARPと日清カップヌードルでは、どちらも『天空の城ラピュタ』に登場する「目が、目がぁ」という台詞をもじったツイートをしました。

人気の漫画やアニメが社会で話題になったタイミングでは、自社の商品やサービスと絡めたツイートができないか考えてみるのもいいでしょう。

3.シェアしたいと思わせる工夫をする

多くのシェアを得るためには、ユーザーから見て思わずシェアしたくなるような内容になっているか考えてツイートしましょう。
例えば株式会社SUBARU‏では、GIFアニメーションを用意し、画像をストップさせた位置に表示された単語でつぶやこうと呼びかけています。ユーザーから見れば「自分はこの単語だった」とツイートしやすく、思わずシェアしたくなる内容となっています。

まとめ

『天空の城ラピュタ』に合わせた企業のツイートは自社の社名をもじったものや、商品を使ったものなどオリジナリティに溢れています。日清カップヌードルやリカちゃんのように、自社独自の画像を作成するほどコンテンンツに力をかける企業もいました。

漫画やアニメをネタにツイートする際には、作中の台詞やシーンを意識したツイートが必要となります。ツイートを行う前に元となったコンテンツをチェックするのはもちろん、どのように発信すればユーザーにとって思わずシェアしたくなるツイートになるのか考えてみましょう。