まとめ

美容の中でも「髪」という、前例のない分野で本を書くにあたり、佐藤氏が心がけたのは「一般の人にどうやって興味を持ってもらうか」でした。また、執筆を進める上でリアルのコミュニティと関わり、意見や感想を取り入れたのもキーポイントと言えるでしょう。自身のことを決してSNS上でフォロワーの多いタイプではないという佐藤氏は、知人を始め沢山の人々と直接の関わりを経て、結果的に全国を回るようになりました。

「自分の商品を広める」ためのリアルの繋がりを意識したプロモーション方法は、Webサービスやツールで拡散することが当たり前の現代において、非常に大きな気付きとなるでしょう。

もちろん、出版社やマスメディアによるプロモーションも大きな要素をしめていますが、著者自身が発信し読者に届けることで、熱心なファンを生み出すことに繋がります。媒体が持つ拡散力とは異なるコミュニティの強みを改めて意識してみてはいかがでしょうか。