2. ホームタブから変更する場合

続いて、ホームタブから縦書きに変更する方法をご紹介します。先にご紹介した「セルの書式設定」からの方法と同様、簡単なステップで縦書きにすることが可能です。

STEP.1
初めに、縦書きにしたいセル範囲をクリックし選択します。今回縦書きにするのはオレンジ色のセル(C2、D2、E2、F2)の部分です。
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STEP.2
Excel画面上部にある「ホーム」タブ内「配置」グループにある英語のabcが書かれたボタンをクリックします。選択候補の中に「縦書きテキスト」がありますので選択してください。
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STEP.3
セルの高さ、文字位置の調整を行えば完成です。文字を縦書きにすることができました。
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ちなみに、横書きに戻したい場合には先程のabcと書かれたボタンを再度クリックし「横書きテキスト」を選択すれば戻すことができます。また、左右に回転させて角度を変えることも可能です。
  

3. 縦書きコマンドを登録する場合

これまで紹介した2つの方法でも簡単に縦書きにすることができますが、もう1つコマンドに縦書きを追加して一発で縦書きにする方法があります。一度設定しておけば瞬時に文字を縦書きにすることができますので、縦書きにする機会が多い方にはオススメしたい方法です。

STEP.1
まず、「表示」>「ツールバー」>「ツールバー/メニューのユーザー設定」と進みクリックします。
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STEP.2
「ツールバー/メニューのユーザー設定」の設定画面を表示しますので、コマンドタブに切り替えます。分類の中から「書式」>コマンド「縦書きテキスト」を探しましょう。画像内の赤枠で囲っているのが「縦書きテキスト」コマンドです。
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STEP.3
ツールバーまたはメニューバーに先程の「縦書きテキスト」コマンドをドラッグして追加します。今回は、画像内赤枠部分に追加しました。
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初回だけ少し設定が必要ですが、設定が済めば後は縦書きにしたい時にすぐコマンドが使えます。コマンドを追加したことで、ボタンをクリックするだけで簡単に縦書きに変更できるようになります。

今回追加した「縦書きテキスト」以外にもコマンドは色々とありますので、用途に応じて設定してみてください。
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縦書きの設定方法を知っておけば、デザインやサイズなど状況に応じて文字配置を変更することができ、Excel利用の幅がぐんと広がります。

例えば、列が多いシートの場合、横書き設定のままだとどうしてもシートが横に長くなりがちです。そのままではシート全体を確認するために、横へスクロールしていかなければいけません。しかし、縦書きを取り入れることで横に長くなることを防ぐことができます。

Excelの縦書き機能を使いこなし、日々の業務に役立ててみてください。