インフルエンサーマーケティング|2017年の総括と2018年に注目すべき4つのポイント(前編)
2018年に注目されるインフルエンサーマーケティングのポイント
そこで、これまでの傾向を踏まえ、今後さらに注目を集めるであろうインフルエンサーマーケティングのポイントを下記にまとめました。
2017年から当社が注目しているのは以下の3つになります。
1. マイクロインフルエンサーが与える影響の質
2. エンゲージメント
3. インサイト情報
1つ目がこれまでの「リーチの"量"」を重視していたインフルエンサー起用ではなく、より身近でフォロワーに対する情報の浸透度の強いマイクロインフルエンサーに焦点をあてた「リーチの質」を重視するという点です。
続いて2つ目が、マイクロインフルエンサー個人、1つひとつの投稿に対して「どのような投稿がフォロワーの反応が良いか」を普段の投稿内容やアカウントのテイストから検証し、エンゲージメントの質を高めていくという点です。
そして、最後はインサイト情報です。エンゲージメント率を追うだけだと、フォロワー数が増えれば増えるほどパーセンテージは下がるため、正しい評価が難しくなります。そこで "共通の興味・関心軸であることが多い" というインフルエンサーのフォロワー特性を活かし、「どのジャンルに特化したインフルエンサーなのか」をインサイト情報をもとにフォロワーの年代・男女比・地域などから最適なマッチングを生み出していくという点になります。
これら3点に着目することで、これまで「リーチ数」と「いいね率」で見てきたエンゲージメントという指標が「いいね数」や「投稿の保存数」など、より本質的な指標に置き換えることが可能になります。
2018年のインフルエンサーマーケティングとは
2018年以降、さらに深掘りする必要があるキーワードとして、インフルエンサーの「マッチング」「ファン化」の2点が挙げられます。
2017年はインフルエンサーの「フォロワー買い」や「いいね買い」、「Youtuberの再生回数の水増し」なども問題になりました。こうした背景から2018年は、よりインフルエンサーも絞られ、企業としては真に影響力のあるインフルエンサーとの取り組みが非常に重要になってくる1年となるはずです。
現在はブランド側がインフルエンサーを選定して依頼している状況ですが、少しずつインフルエンサー自身がお気に入りのブランドを選ぶ時代に変化してきています。なぜなら世の中に大きな影響力を持ち始めた今、彼女たちが考える最も大切なポイントは、フォロワーに対してどれだけ役に立つ情報を発信できるか否かです。インフルエンサー自身が本当に好きなブランドであるかどうかは、発信する情報の質や量、それに対するフォロワーの反応を大きく左右します。
インフルエンサーサイドは、もちろんこれからも企業に選ばれる努力は必要です。ただし、それはインフルエンサーサイドだけではなく、企業サイドも同様にインフルエンサーに好きになってもらう努力をする必要性が高まるのは明らかです。
そのため、実務ベースでは単にギフティングやイベントに招待するだけでは足りず、実際のアウトプットがなされるまでの取り組み期間も長期的にみてインフルエンサー自身とのかかわりを密に図っていくことが大切になるはずです。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- エンゲージメント
- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
- エンゲージメント
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- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
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