マーケティングプラットフォーム「b→dash」を開発・提供する株式会社フロムスクラッチは、2018年2月5日に秋葉原にて「事業戦略発表」を行いました。

「b→dash」の大規模アップデート「b→dash Prime Update」と、中小企業・ベンチャー企業向けの新プロダクト「b→dash Lite」の正式リリースの発表です。

今回は、同社のCEOである安部泰洋 氏が発表した大規模アップデートや新プロダクトについて紹介します。

データ活用における課題を解決する大規模アップデート

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「b→dash」は、データ活用経営を「いつでも」「だれでも」「ひとりで」できることをコンセプトにしたオールインワンタイプのマーケティングプラットフォームです。

企業が保有している顧客データや広告データ、ビジネスデータを一元的に取得し、統合、活用、分析までをワンストップで行えるのが特徴です。

今回の発表では、データ活用に関する4つのコアテクノロジーをb→dashに実装するアップデートが発表されました。

・Data Preparation Engine(データ予測生計エンジン)
データ設計の自動最適化。どのデータを使うのか、どういった連携するのかを人工知能に学習させ、自動最適化する。

・Data Reactor(データフォーマット生成技術)
データ統合の自動最適化。上記で設計したデータを統合して実務で利用できる状態にする。

・Data Pallet(高速クエリ生成技術)
データ変換時のSQLの不要化。データ統合後、メールやアプリケーション、BIツールなどに合わせて活用できるデータに変換する。

・Data Learning Drive(自己学習プラットフォーム技術)
データ活用の自動最適化。データの設計・統合・変換を行った後の施策を、チャネル、タイミングなどを自動最適化できる。

株式会社フロムスクラッチのCEOである安部 氏によると、上記4つのコアテクノロジーの実装により、1工程に掛かる人員を削減し、データの処理を行う担当者の工数削減など、“労働生産性の向上”にも貢献できると述べています。

また、同社では「いつでも」「だれでも」「ひとつで」データを活用できることを「スマートデータ経営」と称しており、企業のスマートデータ経営実現に向けた取り組みです。

中小企業・ベンチャー企業向けプロダクト「b→dash Lite」

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b→dashの大規模アップデートの他、中小企業やベンチャー企業向けの新プロダクト「b→dash Lite」も発表されました。

「b→dash」は、データ活用経営を実現するためのオールインワンマーケティングプラットフォームですが、主に大企業向けに設計されています。費用は月額として約30万円、運用まで約41日要するため、中小企業やベンチャー企業にとって導入や運用に掛かるコストが障壁となっていました。

また、企業によっては、データ活用のノウハウを持った担当者が自社に属しておらず、活用したいができないという課題もあります。

そこで、低価格かつライトに導入・運用できるプロダクトとして登場したのが「b→dash Lite」です。

b→dash Liteには3つの特徴があります。

・安価に
月額は約5万円。データ処理作業を自動化することで、データ活用を安価に実現。

・すぐに
過去数百社以上のプロジェクト支援により、データ活用に必要な機能のみを厳選して搭載。導入実現までのスピードを最短3日で実現。

・簡単に
データ活用に関する各工程を自動化。マーケターひとりで簡単にデータ活用を実現できる。

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株式会社フロムスクラッチは、自社でプロダクトの開発から販売、導入支援までを行っていました。しかし、b→dash Liteの開発によって多くの企業にリーチできるようになり、それに伴い大型提携を発表しました。

アクセンチュア株式会社、株式会社 電通、株式会社サイバーエージェント、日本マイクロソフト株式会社など大手企業12社との提携を発表しました。具体的には、下記のような取り組みを行います。

  • データ活用の共同提案・提供
  • パートナーとの新機能の共同開発
  • AI×ビッグデータの領域に関する共同研究

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また、今回の記者発表では「事業戦略発表」の他、b→dashのブランドキャラクターとしてお笑いコンビ おぎやはぎを起用したCMも発表されました。現時点(2018年2月5日)では、2種類のCMがあり、Web広告、交通機関の広告で放映されています。