ポイントカードの種類

共通ポイントカード

代表的なところでいうと、Tポイントカード、Pontaカード、楽天ポイントカード、dポイントカードのような、様々な店舗でポイントを貯めることができるカードが共通ポイントカードです。

お客様の目線だと、様々な店舗で利用でき、カードの枚数も増えないので利便性があります。

一方、店舗目線の場合、加盟店料やシステム利用料が発生し、自店で付帯したポイントを他店で利用されるリスクがあり、必ずしも再来店促進に繋がるわけではありません。

自店向けポイントカード

バーコードタイプ

メリット:
バーコードタイプは、後述する磁気カードよりも安価で作成が可能です。また、一次元バーコードは、バーコードリーダーが安価なので導入しやすいです。

デメリット:
お客様はカードを見ただけでは、自分のポイントを確認できません。また、バーコードカードは複製が簡単なので不正が起こりやすいです。

磁気タイプ

メリット: 
磁気タイプのカードは複製が難しいので、セキュリティ面ではバーコードタイプよりも安心です。

デメリット:
バーコードタイプ同様に、お客様はカードを見ただけでは、自分のポイントを確認できません。
磁気タイプ用のライターが高価です。

また、磁気でカードの記録領域が壊れることがあります。スマートフォンのスピーカーも磁石のため注意が必要です。

リライトカード

メリット:
カードに直接文字を印字できるので会員番号やポイントをお客様が把握できます。

デメリット:
前述のバーコードタイプと磁気タイプと比較した場合、カードの作製費用が高価です。また、リライトカード専用のカードリーダーも高価です。

磁気カード同様に磁気で壊れる可能性があります。

参考:
ポイントカードについて

アプリのポイントカード機能

メリット:
スマートフォンのアプリをポイントカードとして使用できるのでカードの発行コストがかかりません。

デメリット:
年代によってはスマートフォンを持っていないお客様がいらっしゃるので、顧客層によっては導入が難しいケースがあります。

参考:
ポイントカードシステム導入の3大メリットとアプリ化がオススメな理由

まとめ

ポイントカードをマーケティング施策として活用する事は「再来店促進」や「顧客の囲い込み」にとって有効です。また、顧客情報を取得する事で、上記の施策を効率的に行う事が可能になります。

しかし、様々な店舗でポイントカードを発行しているため、お客様としてはポイントカードの管理が煩雑になり発行を断られることがあります。また、ポイント付帯においては店舗オペレーションが煩雑化する可能性もあるのです。そのほかにも、ポイントカード作成やシステム利用料などのランニングコストが発生するなどデメリットも考えられます。

ポイントカードシステムによっては、アプリ内にカードを格納できるものや、バーコードやスキャナーでポイント付帯が可能なものなど、デメリットが解消できるサービスもあります。

店舗の規模や運用方針に合わせて最適なポイントカードシステムを選んで、「再来店促進」「顧客の囲い込み」に活用してみてはいかがでしょうか。