まとめ:コミュニティの外に目的を設定しよう

このように、熱狂顧客とのコミュニティの場を持つことによって、様々な成果が得られます。そして、重要なのはコミュニティ内で成果を求めるのではなく、コミュニティの外のどこに成果を求めるかという「目的」をしっかりと設定したうえで、ブランドコミュニティを設計することです。

ここまでお話ししてきたとおり、コミュニティの成果はマーケティングの部署だけで測れるものではありません。場合によっては、人事部や経営企画部など、組織を横断して成果ポイントをつくっていくことが、コミュニティの価値を最大化させることもあります。

ブランドコミュニティは多くの可能性を秘めています。そのコミュニティをこれからのマーケティングの有効な手段として捉えるためにも、自社にとって何が成果となるのかを見定めることこそ、コミュニティを成功に導くために欠かせない要素と言えます。