手動運用の場合

続いてDSPを手動で運用した場合について、メリットとデメリットを見ていきます。

メリット

柔軟性が高い

上述したように、配信ユーザー×配信メディア×バナーを自分で設定するため、自由度が高く、やりたい配信方法による運用ができます。

最適化が早い

例えばすでに運用による知見が自社や担当者にあれば、その手法を適用できるため、広告の費用対効果をすぐに最大化することができます。

デメリット

コストがかかる

全ての配信設定を手動でやるので、当然時間的コストがかかります。
慣れていないWeb担当者であれば、仕組みの理解もすべきなのでさらに時間がかかります。

担当者ごとに差が出る

元々やっていたり、長く運用を経験している場合、すぐに最適化をかけることが出来ますが、裏を返せば経験の無い担当者の場合、効果の悪化を招くこともあります。
また人の手による運用では、当然ですが完全にミスを防ぐということも難しい場合が多いでしょう。

ある程度設定を簡略化したり、管理を徹底することが求められます。

やりたい施策や配信設定が柔軟にできるので、自由度が高く知見をためることができ、PDCAサイクルも素早く回すことが可能になりますが、一方で人的、時間的コストはかなりかかってしまいます。
自社で担当者をしっかりとつけ、時間をかけてWebマーケティングを行っていくといった場合には手動運用がおすすめです。

まとめ:強みと弱みを理解して配信手法を選ぼう

DSPによる手動と自動の2パターンの運用方法のメリット・デメリットをご説明しました。

このDSPサービスの効果がいいらしいから使ってみようというよりも、大切なのは、それぞれに強み弱みがあり、それを考えたうえで現在どんな配信手法が自社にあっているかを決定することです。

DSPは国内外で様々なサービスが提供されているので、調べてみるのが良いでしょう。

参考:
国内・海外のDSPサービス特徴まとめ24選