Webライターが動画ライターをやるメリットは?

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ferret:
ここからは砂流さんにお伺いしたいのですが、動画ライターの魅力ってどんなところにありますか?

砂流氏:
動画編集のスキルを学べるのはメリットですね。ふだん生活していると、動画を作る機会ってなかなかないじゃないですか。それを教えていただけるのは本当に大きかったです。

bouncyの動画は最大2分と決まっています。その中で「こう撮ったものはこう使った方がいいよ」「最初にメインの素材を持ってくるといいよ」など、動画の基本を1から教えてもらえるのはありがたいですね。

ferret:
砂流さんはwebライティングの仕事と、動画ライターの仕事と両方されていますよね。動画ライターだからこその難しさはありますか?

砂流氏:
文章の場合は、取材をしていて「こんな絵が欲しいな」というのがすぐ浮かんでくるのですが、動画だとまだそれが思い浮かばないので、そこは難しいところですね。

ferret:
なるほど。それでは動画ライターを始めてよかったと思うことはありますか?

砂流氏:
海外の人に自分が何をやっているか説明しやすくなりました。

最近台湾に行ったんですけど、「何をやってるの?」と聞かれて「僕はWebのライターやPRをやっていて〜」と説明するより、パッと2分間の動画を見せる方が早いことに気が付いたんです。

一瞬で「コイツはこういうやつなんだな」とがわかっていろんな人に拡散してもらえる。テキスト記事だと日本語だから、海外の相手に内容は伝わらないけど、動画なら伝わるのはすごいなと思いました。

ferret:
確かに動画なら、言語がわからなくてもある程度の理解はできますよね。

砂流氏:
あとは、テキストで書いていたときに反応をくれていた人とは違う層の人たちからコメントをもらえるようになりました。

知り合いから「最近動画ライターの活動見てるよ」と言われることも多くなりましたね。2分間にまとめた動画に対して「あれすごくわかりやすかった!」などの反響もあります。

テキストの記事を読む気がしない人でも、「2分くらいだったら見てみようかな」という人は多いんじゃないかって思いました。

ferret:
これまでとは違う層の人たちが、砂流さんの記事を読んでくれるようになったんですね。

砂流氏:
はい。もともと僕はガジェット系の記事などを主に執筆していました。その時にインタビュー記事を公開しても、周りの反応は「あ、この人インタビューしたんだね」で終わってたんです。

でも動画は2分間全部見てくれる方が多いので、「あそこすごい良かったよ!」という反響がもらえることも増えました。今まで以上に「見てもらえてる」と感じられることが、僕の中ではすごく大きいですね。

動画編集は未経験でも可能?

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ferret:
「動画をビジネスに活用したい」と考えている人は増えていると思いますが、その時にネックとなるのが動画編集スキルだと思います。砂流さんはまったく未経験のところから動画編集をはじめてみていかがでしたか?

砂流氏:
一番つまずいたのは、動画編集ソフトの使い方かもしれないですね。はじめは何がわかっていないのかもわからないので、何を聞けばいいのかもわからなくて(笑)

でも検索してどうにか解決できることも多いので、だんだん慣れてきました。

ferret:
動画を編集して公開するまでに、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

テキストライティングと比べると、どちらが時間かかっていますか?

砂流氏:
動画だと出すまでに5~6時間かかっていますね。テキストで記事を出すより、動画でコンテンツを出す方が時間はかかっていると思います。

ただ、それはまだ僕が動画撮影のコツがわかっていなくて、とにかく素材をたくさん撮っているから、選定に時間がかかっているというのが大きいです。

動画撮影のスキルが洗練されれば、もっと短い時間で公開できるのではと思います。取材対象を見て撮れる絵がパッと想像できれば、撮影から編集、公開までの時間はもっと縮まりますね。