Instagramはこのたび、国際的な第三者調査機関であるIPSOSによる「Instagramが日本経済に与える影響」の調査結果を発表しました。

この調査で、インバウンド観光・中小規模ビジネス・女性起業家・若手起業家の4つの分野において、Instagramがどのような影響をもたらしているのか明らかになっています。

<調査方法>
IPSOSは割当法に基づき13歳以上の国内Instagram利用者3,023人ならびに中小企業(従業員250人未満)のInstagramをビジネス活用している500人にオンラインでインタビューを実施。インタビューは2018年9月4日から17日にかけてオンライン上で実施。

インバウンド観光での効果は3,747億円

旅行者、企業ともにInstagramが活用され、インバウンド観光に大きな影響を与えています。レポートでは、2017年の訪日外客数 約2,800万人のうち、旅行の計画や実施にInstagramが関わった割合が〜9%とされ、これによる経済効果は3,743億円と推定されています。

旅行者の46%が「休暇の計画を立てる際にInstagramを使う」、51%が「Instagramはあまり知られていない旅行先や体験の情報源だ」と回答し、Instagramを旅行のために使われているのがわかります。

また、56%の中小企業が「Instagramはウェブサイトにはできない方法で旅行業界に役立っている」と回答しています。

中小規模のビジネスでのInstagramの影響

調査対象企業の40%が、自社のウェブサイトよりもInstagramの方が重要な存在だと考えていると回答しています。

94%が「Instagramは顧客にリーチし、エンゲージするために重要なプラットフォームである」と回答。また、48%が「Instagramは新規顧客の獲得に役立つ」と回答しました。

Instagramによる顧客へのアプローチは、中小規模のビジネスでは欠かせないプラットフォームになっています。

女性によるビジネスのプラットホーム

中小企業で働く女性の56%が、Instagramは自身のビジネスの成長に最も役立つプラットフォームだとしています。

とくに57%の女性が「Instagramは女性起業家にビジネスの機会を提供している」、48%の女性起業家が「Instagramのおかげで自分の条件に合うビジネスを構築することができた」と回答。

Instagramが起点になり、女性たちのビジネスの活発化が明らかになりました。

若手起業家によるビジネスにもInstagram

中小企業で働く35歳以下の56%がInstagramがビジネスの成長に役立つだと回答しています。また、特に5年以下の新規事業がビジネス目標を達成するのにInstagramが役立つと、半数近い42%が考えていることが判明しましました。

また、51%が「Instagramが若手起業家の活躍を後押ししていると感じている」、「Instagramのおかげで自身のビジネスが以前よりも成長した」と回答。若手の中にはすでにInstagramが浸透しているのがわかります。

Instagramがビジネスのプラットホームへ

これらの調査結果があらわすように、各分野でInstagramが活用され、プラットホームとなっています。顧客へのアプローチだけでなく、自身のビジネスの成長にもInstagramは欠かせない存在であり、無視することでビジネスチャンスを逃すことに繋がる可能性があります。