2016年頃から急激に広まりつつあるVR(バーチャルリアリティー)。渋谷や新宿などの繁華街にはVRを専門とするゲームセンターができたり、家庭用ゲーム機でもVRを楽しめるコンテンツが急増しています。

マクロミルが「VRに関する意識調査」を行なったところ、VR体験の満足度は85%と高い結果となりました
満足の理由は「リアル」とされ、まさにVRの魅力が消費者に正しく伝わっているという印象を受けます。
また、同調査では、VRを利用したことがある人は21%いて、5人に1人がVRの世界観を体験済みです。

参考:株式会社マクロミル「VRに関する意識調査」
https://honote.macromill.com/report/20190207/

そこで、認知が高まっている注目のVRについて紹介します。
今後、どのような発展が期待できるのか注目です。

VRとは

VRとはvirtual reality(バーチャルリアリティ)の略語であり、コンピューターにより作られた仮想空間を表現する技術のことを言います。
ゴーグルやグローブなどVR用に開発されたアイテムを使うことで、仮想空間を体験できます。

VRを使ったちょっとしたサービスは私たちの身近に徐々に増えていることに気づいている人もいるでしょう。

VRを活用している代表的なサービス

VRはどのようなシーンで活用されているのでしょうか。
以下にVRを使ったサービスの一部をご紹介します。
業界によってサービス内容は様々ですが、ユーザーニーズに応えたVRの有効活用と言えるものが多い印象です。

住宅業界

VRの活用を多く目にする業界の一つです。
自宅に居ながらVRを利用して家の内覧が可能であり、住宅購入検討において役立っています。
企業としてもスタッフの対応人員の削減につながるメリットがあります。
少数体制でも多くの顧客にプロモーションできるWebならでは良い利用例です。
中でも有名なサービスの一つとして、リコーの「THETA 360.biz」が挙げられます。
フリープランもあるのでVRは初めてという企業にとっても敷居が低いと言えるでしょう。

アミューズメント業界

VRの醍醐味を手軽に体験できるのがアミューズメント施設です。
ゲームの世界観をリアルに体験しながら迫力のプレイを楽しめて、多くの人にVRの魅力を伝えています。
東京お台場の「東京ジョイポリス」や、セガの「SEGA VR AREA」などVRを使ったゲームをプレイできる場所はいくつもあります。

旅行業界

VRを使えば、リアルに旅行気分を体験できます。
大手旅行会社のHISは店舗へのVR導入に積極的です。
192店舗(2019年1月時点)にて、オリジナル専用端末を使ったVRによる旅行の下見ができます。
ハワイやバリのホテルを手軽にチェックできるのです。

ファッション業界

ファッション業界においてのVRの活用は、場所の制約を受けないファションショーや、新感覚のショッピング体験など今後の展開が楽しみなものばかりです。
最近では、パルコが「2020年の買い物体験」をテーマにVRショッピングができるコンテンツを制作し米国開催の「サウス・バイ・サウスウエスト トレードショー」に出展すると話題になりました。
買い物がもっと楽しくなるVRが身近になる日も近いでしょう。

動画配信

特に身近なVRと呼べるのはYoutubeを利用したVR体験でしょう。
YoutubeにVR動画が投稿されていれば、PCでもスマートフォンで視聴できます。
また、DMMでもVR動画配信サービスがあります。
話題のVRヘッドセット「Oculus Go」にも対応しています。