多くのメディアが出現するなかで、どうすればメディアの認知度があがるのか悩んでいる方もいるでしょう。

心を込めて良い記事を作っても、読者がいなければ意味がありません。

近年では、Webの世界だけで完結しない「体験」を重要視したメディアも増え、メディア間のコラボレーションも活発に行われています。ある意味、媒体間の垣根が低くなりました。このような時代にメディアの認知・価値を一段階引き上げたい場合、どうすれば良いのでしょうか。

そのヒントが、企業間コラボなどのボーダーレスな展開にあります。SNSの活用に依存しがちですが、それ以外にできることを事例を踏まえつつみていきましょう。

メディアの認知・価値を上げるための手法

メディアとして良質な記事をアップしていても、読者がつかなければ息の長いメディアづくりは難しいでしょう。

では認知・価値をあげるには、どのような手法を取ればいいのでしょうか。

企業の事例を参考にしてみましょう。

「DELISH KITCHEN」の場合

動画レシピを毎日配信し、書籍などを出版している人気のレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」。当メディアができるまでは、「動画でレシピをみる」という文化は日本に浸透していませんでした。

DELISH KITCHENがオープンした2015年9月当初、同社はダンボールを机がわりに作業してました。それが2016年4月には、出版社からお菓子レシピ本を出版するまでに成長しています。

その手法は、JR名古屋駅の大型ディスプレイで「DELISH KITCHEN」のコンテンツを配信するなど、Webにこだわらない展開も含め、認知度を高めてきました。

また、オープン当初はアプリを開発していませんでしたが、2016年12月からアプリを導入しファンの定着をはかっています。

「人のいる場所にいかに届けるか」に、焦点をあて、アプリで定着させる戦略が継続的なファン獲得に結び付いているようです。

箱庭の場合

女子クリエーターのためのライフスタイル作りマガジン「箱庭」では、多くのワークショップを開催しています。

natunokuma1004-2_-_1.jpg
引用:箱庭

スポンサーとのコラボレーション型ワークショップをはじめ、自主運営モノも実施。

Webメディアが主催するイベントはBtoBが多いですが、一般向けのワークショップを開催することで、さらなるファン獲得へと繋がっているようです。

また継続的にワークショップなどを開催できる集客力とノウハウの蓄積により、さらにスポンサード広告が獲得しやすくなるといえます。

ハフポストの場合

ある程度、メディアの価値が認知され、さらなる可能性を広げたい場合のヒントとして、ハフポストのコラボレーション事例を紹介します。

ハフポストは、ひかりTVとdTVチャンネルで生配信されるニュース番組「NewsX」(NTT ぷらら、イースト・ファクトリー共同制作)で、番組を担当。「NewsX」は、複数のメディアと日替わりでコラボレーションする新しいタイプの情報番組です。

ハフポストの編集長・竹下隆一郎氏がMCをつとめ、ゲストとともにニュースなどについて語っています。

こちらのコラボレーション事例は大規模なものですが、単発のイベントなどにおけるトークセッションにも壇上に上がり、編集長自らが他の他媒体で発信することでさらなる求心力を高めています。

またハフポスト内で、コンテンツのジャンルをスポンサー企業と共にコラボで制作するなど、様々なタイプのコラボレーションを実施し、人気を集めています。

媒体にとらわれずボーダーレスに考えてみよう

「Webメディア」と聞くと、発信するものすべてがインターネットのみで完結するようにも思えます。しかし、「街中の広告に需要がない」とは一概には言えません。時には、「DELISH KITCHEN」のように有効な場合もあるのです。

紙媒体や町中の広告類、ラジオなど、新旧媒体問わず、自社媒体に合うあらゆる手段を検討してみるのも1つの手段。

そして、ある程度メディアが認知されファンの定着が見られた際の次の一手として、企業間のコラボ展開を考えてみてはいかがでしょうか。

ユーザー側にも、好きな企業やメディアとのコラボは嬉しいもの。ボーダーレスに考えることで、新たな価値が生まれるのです。