
円グラフの使い方をマスターしよう〜誰が見ても一瞬で伝わるレポート資料の作り方
株式会社ロックオンの松本です。
前回は「棒グラフ」について説明しました。分析のアウトプットとして一番良く使うグラフが棒グラフだと言われているからです。
※参考:前回の記事「誰が見ても一瞬で伝わるレポート資料の作り方」
その次に使うのが円グラフではないでしょうか。売れ筋商品の紹介や、アクセスの多いページのランキングなど、様々なシーンで円グラフが使われます。
そこで今回は「円グラフ」の使い方を完全マスターしましょう。
何を伝えたいときに円グラフを使うのか?
円グラフは、複数の項目の「割合」を表すのに用います。
円グラフは割合を把握することに主眼を置いているので、ほとんどの円グラフはデータの大きい順に表示されています。そうすれば、データ全体に占める上位項目を感覚的に把握できます。
円グラフを用いるのは、全体に対して各項目がどれくらいを占めるかを把握したいときです。
例えば、ネットショップ上での1週間の総売上のうち、売れ筋を把握したいときは円グラフを使います。
円グラフが優れているのは、割合で表現することで、どんなに大きな数字であっても0%から100%の間に収まるということです。つまり、項目同士を比較するのにも適しているわけです。
上の円グラフの場合、「マメコラ14本入り」と「マメビタB錠剤100」の売上がそれぞれ342万7845円と437万9812円だったとき、「マメビタB錠剤100」のほうが売上は大きいことは解りますが、どれくらい大きいかを知るには電卓が必要です。
円グラフは総売上に対して各項目の売上に占める割合がそれぞれ表示されますから、「マメビタB100はマメコラ14本の1.3倍売上があるのか」とわかります。
ちなみに、割合を表現する方法として、円グラフの他に帯グラフという表現があります。
どの状況で、どちらのグラフを使うかについてはルールが決まっています。
1つのグループ内の割合を表現するなら円グラフ、複数のグループ内の割合を表現するなら帯グラフと覚えて下さい。
上のグラフも、「非会員登録」「会員登録」の2つのグループで構成されています。異なるグループで同じ項目を比較するには帯グラフを使いましょう。
いかがでしょうか?円グラフの使い方、順を追えばそんなに難しいことでもありません。「割合を表現」するなら円グラフ、と覚えて下さい。
もっともわかりやすく伝わる「円グラフ」の作り方
円グラフはエクセルで簡単に作れますが、その仕上がりはかっこ良く見せることができません。
そろそろお気付きの方がいらっしゃるかもしれません。基本的に、エクセルで作成されたグラフはかっこ良くないです。
そこで、不要な部分は削除、改めるべき部分は修正してしまいましょう。
<削除しよう>
1:グラフを囲う枠線は不要です
2:グラデーションや影などは不要(3Dは「論外」です)
<変更しよう>
1:軸タイトルはグラフに重ねて余白を作らないこと(各項目に含める)
2:項目名のフォントは「メイリオ」+「UI」を使いましょう(※このフォントが一番見やすいです)
3:円グラフの各要素を囲う枠線は白色を使いましょう(幅は2pt)
4:グラフの色も解りやすくしましょう
5:タイトルが無ければ意味が伝わらない場合のみ表示します
6:割合を表示する場合は、小数点第1位を四捨五入しましょう
このような修正を施すことで、以下のような見やすい「円グラフ」に変身しました。
データの理解を助ける要素以外は全て排除することで、グラフはもっとも伝わりやすくなります。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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