SEOに強いタイトル」の付け方をご存知ですか? SEOに強いタイトルの付け方が分かれば、検索エンジンでの上位表示が叶いやすくなります。

そこで、SEOに強いタイトルの概要を探りながら、どんなことに気を付けてタイトルを決めるべきなのかを紹介します。事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. SEOに強いタイトルとは?
  2. SEOに強いタイトルにすることで得られる効果
  3. SEOに強いタイトルをを作成する際の8つのポイント
  4. さらにSEOに強いタイトルにするための工夫
  5. 既存記事のタイトルをリライトする際のポイント
  6. タイトルを変えたことで成果が出た事例
  7. 記事を読んでもらうために、SEOに強いタイトルを付けよう

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SEOに強いタイトルとは?

はじめに、SEOに強いタイトルがどんなものなのかを見てみましょう。

図1_SEOに強いタイトルとは?.png

検索した時に上位に表示される

一般的に言われているSEOに強いタイトルは、検索エンジンで検索した際に、1ページ目の上位に表示されるタイトルのことです。

仮に「旅行」を入力した場合、検索結果1ページ目の最上部に表示されるタイトルが、最もSEOに強いタイトルといえます(広告は除く)。

● まずはクリック回数(CTR)を上げる

SEOに強いタイトルにするには、読者にタイトルをクリックしてもらう確率(CTR)を上げることが先決です。
クリック数が少ない状態では、閲覧者が増えません。読者の検索意図を理解したタイトル付けを意識しましょう。

いくら記事の内容が良くても、タイトルが良くなければそれだけで中身を読まれない可能性が高くなります。
中身を読まれない場合、検索エンジン読者の支持が少ないサイトと判断される傾向にあるため、1ページ目には表示されにくくなってしまいます。

● タイトルが良くても内容が悪ければ上位表示は難しい

タイトルが読者の検索意図に沿っていてクリック数が増えても、検索エンジンにサイトの中身が悪いと判断されてしまうと1ページ目に表示されません。このような場合は、検索エンジン質の悪いサイトと判断されている場合があります。

検索エンジンからの評価が下がると言われているのは以下の2つの項目です。チェックしながら改善していきましょう。

  • 同じキーワードをたくさん使っている
  • 読者が内容を読んでいる時間が短い(読了率が低い、直帰率が高い)

SEOに強いタイトルにすることで得られる効果

SEOに強いタイトルにすることで、次の効果が期待できます。

検索順位やクリック率が上がる

SEOに強い」とは、検索順位が上がりやすいことを意味します。SEOに強いタイトルはシンプルかつコンテンツの内容が一目でわかるため、クリック率が上がることも期待できるでしょう。

また、Googleは分かりづらいタイトルをシンプルなタイトルに変更するアルゴリズムを導入していますが、この精度は100%ではありません。もし、内容がさらに分かりづらいタイトルに変更されてしまえば、クリック率が低下する恐れがあります。

このような事態を防ぐためにも、SEOに強いタイトルを設定することが重要です。

SNSでのシェア数が上がる

SEOに強いタイトルは、クリックしたくなるものであるため、SNSでのシェア数が増える可能性があります。

ただし、タイトルが良くてもコンテンツの内容に問題があれば、シェア数は増えません。
そのため、SEOに強いタイトルをつけることでSNSのシェア数が増える効果は、コンテンツの内容が充実していることが前提です。

SEOに強いタイトルを作成する際の8つのポイント

ここでは、SEOに強いタイトルを付ける時に押さえるべき基本的なポイントを紹介します。

図2_タイトルのポイント.png

❶ タイトルタグを使う

タイトルタグは、検索結果ページタイトルを表示するために使うタグです。タイトルタグを埋め込まなければ、検索結果が表示されるページタイトルが表記されません。タイトルタグは、このような形で使います。

<title>タイトル名</title>

❷ 検索結果1ページ目に載っているタイトル・サイトの中身を全て見る

ターゲットにするキーワードを決めたら、検索後に表示される1ページ目のサイトを見ましょう。

仮に「夏」をキーワードにする時は、「夏」で検索して表示された1ページ目のタイトルを全て見て、表示されているタイトルの特徴を掴んでおくのがおすすめです。

上位ページを見れば、読者がどんな記事を求めているかも分かりやすくなります。

❸ タイトルは30文字前後で付ける

検索結果ページ内に表示されるタイトルの文字数は、30文字前後です。タイトルの文字数が多いと、検索結果ページには途中までしかタイトル名は表示されません。途中でタイトルが切れると内容が伝わらず、クリック数が下がる恐れがあります。

❹ 選定したキーワードをタイトルの左側に入れる

例えば、「不動産」をキーワードとして選定した場合は、不動産をタイトルの左側に入れましょう。タイトルの文末(右側)よりも文頭(左側)に書いてある字の方が、読んでもらえる確率が高いためです(Fの法則)。

関連記事:ユーザーをうまく誘導しよう!Webデザインで意識したい視線の動き方3パターン

人によっては、タイトルの末尾まで読まない場合もあります。読者の関心を集めるためにも、タイトルの左側に大事なワードを入れましょう。

❺ タイトルを修正する際は仮説を持つ

タイトル安易に修正すると、それが原因で1ページ目に表示されない恐れがあります。Googleアナリティクスのクリック数などでデータを確認してから仮説を持ち、タイトルの変更をすべきか決めましょう。

❻ 複数ページに同じタイトルを付けるのはNG

複数ページに同じタイトルを付けると重複コンテンツと見なされどちらかのページインデックスされなくなる可能性があります。内容が重複していなければインデックスされる可能性がありますが、万一の事態を避けるためにもタイトルの重複は控えましょう。

また、仮に同じタイトルページが両方とも検索上位に表示されると、クリックが分散してしまう恐れがあります。

❼ 同じキーワードを入れすぎないようにする

SEOタイトルに同じキーワードを入れると、SEO的に不利になる可能性があるでしょう。また、同じキーワードを一文に複数回入れると単純に読みづらくなり、クリック率が低下することが予想されます。

例えば、「SEOに強いタイトルとは?タイトルの付け方のポイントや注意点を解説」だと、「タイトル」が2回入っています。「SEOに強いタイトルの付け方は?ポイントや注意点を解説」のようなタイトルに変更しましょう。

❽ カッコや記号を入れて目を引く

SEOタイトルには、カギ括弧や「!」「?」などの記号を入れて注目度を高めることがポイントです。例えば、「SEOの検索アルゴリズムが変わるって本当?変更時期と対応策について解説」のように、前半と後半に分ける際に記号を使う方法があります。

ただし、記号をいくつも使用すると読みづらくなるため、1~2個に留めましょう。また、「ぜひ知っておきたい!」のように、記事の内容がわからない文章を入れるために記号を使うのはおすすめできません。

記事の内容がわからなければクリック率が下がるばかりか、検索順位にも悪影響が及ぶ可能性があります。

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さらにSEOに強いタイトルにするための工夫

基本的なルールだけではなく、もう一工夫することで1ページ目に表示されやすくなる場合もあるため、以下を参考にしながら工夫をしてみましょう。

タイトル名で他のサイトと差別化する

タイトル名が他のサイトと被ると、検索エンジンの評価が悪くなり、ページ目に表示されない場合があります。また、他のサイトと同じようなタイトル名だと、読者に注目してもらうのも難しいでしょう。

他のサイトとは違うことを示す意味でも、必要な戦略といえます。

自社ブランドや他のサイトで使っていないワードを盛り込むと、タイトルのみでオリジナル性を出しやすくなるでしょう。

選定ワードと相性が良いワードをタイトルに盛り込む

タイトルに選定ワードと相性が良いワードを盛り込むのもコツです。たとえば「旅行」を選定ワードにする場合であれば、旅行の他に「海外」、「国内」などのワードをタイトルに盛り込むイメージです。

たとえば旅行と海外をタイトルに盛り込めば、「旅行」で検索した人だけではなく、「旅行 海外」、「海外旅行」で検索した人に読んでもらえる場合があります。

読者を増やすのにもピッタリな方法です。

なお、相性が良いワードを探す時は、Google検索結果時に表示される関連ワードを参考にするといいでしょう。

● 関連キーワードの確認方法

関連キーワードとは、そのキーワードで検索した人が他に検索したキーワードのことです。最初に検索したキーワードだけでは目当ての情報を入手できなかった場合に、新たに検索したキーワードが表示されます。

関連キーワードをコンテンツに含めることで、ユーザーが探している情報を提供できるため、サイトの信頼性が高まります。

関連キーワードは、キーワード検索画面の下部に表示されます。

関連キーワードの確認方法.jpg

この場合、SEOタイトルの書き方や最適な文字数や記号の付け方、タイトル変更の方法やSEOへの影響などの情報を探しているユーザーがいることが分かります。

タイトルにベネフィットを入れる

ベネフィットとは、読者が読んだことで得られる利益のことです。

恋愛解説をしているサイトを例にすると「恋人ができて、人生が楽しくなるかもしれない」、勉強の仕方が載っているサイトであれば「成績優秀者に選ばれて、学内で授業料が免除になるかもしれない」という内容が、ベネフィットです。

タイトルの文言を見て、読者にベネフィットを伝えられれば、クリック率のアップにつながるため、SEOに強いタイトルに化けていきます。ちなみに、ベネフィットはメリットとは似て非なる意味合いの言葉なので、注意してください。

タイトルに説得力を持たせる

タイトルに説得性を持たせることで、読者がタイトルをクリックしてくれる場合があります。節約の記事であれば「毎年の生活費を〇万円減らす」、「電気代を年間〇万円浮かせる方法」というように具体的な金額を入れると、読者の食いつきが良くなるかもしれません。

また、簡単に作業が終わることを紹介する記事であれば、「作業時間〇%削減」、「〇分で終わる」と入れれば、タイトルのみで効果の度合いを伝えられるため、読者にクリックしてもらえる可能性があります。

その他に、権威性を使ってタイトルに説得力を持たせる方法もあるので、あわせて取り入れてみましょう。

文章のようなタイトルにする

単語を並べるのではなく、文章に近いタイトルにすること

も大事です。「〇〇の××が△△|◇◇の★★」というように、接続詞を上手く使って躍動感があるタイトルに仕上げると、クリック率のアップにつながるでしょう。

検索クエリを意識する

検索クエリとは、ユーザーが検索したキーワードのことです。ユーザーが知りたい情報そのものであるため、タイトルには必ず入れましょう。例えば、「洗剤 選び方」が検索クエリの場合は、「洗剤の選び方とは?」のように、「洗剤」だけではなく「選び方」まで含めることがポイントです。

Googleサジェストを意識する

Googleサジェストとは、入力したキーワードに付随するキーワードを自動表示する機能です。例えば、「洗剤」と入力すると「おすすめ・種類・詰め替え・ギフト」などが表示されます。

このサジェストをコンテンツに含めることで、ユーザーが求める情報を網羅できます。タイトルにもGoogleサジェストをある程度含めると、ユーザーが求める情報を得られるコンテンツだとアピールできるでしょう。

● Googleサジェストの確認方法

Googleサジェストの確認方法.jpg

Googleサジェストは、上のようにGoogleの検索窓にキーワードを入力すると表示されます。「キーワードを入力する」「スペースを開ける」「開けたスペースを削除する」の3つの動作で表示されるGoogleサジェストが異なる場合があります。

Googleサジェストの中から、タイトルに含めるものを選びましょう。

既存記事のタイトルをリライトする際のポイント

既存記事をSEOに強いタイトルにリライトする際は、次のポイントを押さえることが大切です。

​​表示回数が多くクリック率が低い記事を優先する

表示回数が多いのにクリック率が低い記事は、ユーザーの目に触れているのにクリックされていないことを意味します。ユーザーはタイトルディスクリプションを見てクリックするかどうかを決めます。

そのため、効果的なタイトルへ変更するだけで、クリック率が大きく改善する可能性があるのです。

競合記事のSEOタイトルと比較してみる

競合記事のSEOタイトルと比較して、より魅力的かどうか確認しましょう。タイトルに含まれる要素が近しい場合、より魅力的なほうをクリックします。

記号やカギ括弧、キーワードの左寄せ、関連キーワードやGoogleサジェストの使用など、あらゆる点をチェックして、魅力的なタイトルをつけることが大切です。

なお、競合とタイトルが似すぎていると、検索順位に悪影響が及ぶ可能性があります。

SEOに強いタイトルを網羅できているか確認する

SEOに強いタイトルをつけるには、文字数やキーワードの入れ方や、魅せ方など、さまざまな工夫が必要です。全ての要素を網羅できているか確認し、SEOタイトルを確定しましょう。

前述したように、競合記事のSEOタイトルと比較し、SEOにより強いタイトルをつけることを意識してみてください。

記事タイトルを変えたことで成果が出た事例

タイトルを変えるだけで効果が出るの?と疑問に思われるかと思いますが、大きな効果は難しくても順位が少し上がったり、クリック率が向上した事例を紹介します。

【事例1】キーワードを前に出して平均順位がアップ!

BtoB向けの記事の事例で以下のような変更を行いました。

SEOタイトル改善事例1:キーワードを前に出す.png

クラウドソリューションというキーワードは元々入っていましたが、タイトルの後半部分に入れていたため、冒頭に入れるようにしたところ、平均の検索順位12.6位から8.0位まで上昇しました。また、「事例」「導入方法」などのワードを入れることで、別の検索キーワードからの流入も増えました。

タイトルにより適切なキーワードを組み込むことで、検索エンジンクローラーコンテンツを正しく理解しやすくなり、順位が向上した事例でした。

【事例2】課題解決も盛り込んでクリック率が上昇

タイトルを変更したことでクリック率が上昇した事例もあります。

SEOタイトル改善事例2:課題解決を盛り込む.png

「ITセキュリティ 対策」というキーワードで対策を行なっていましたが、上位表示されている中では、クリック率が悪い状況でした。そこで課題解決を軸としたタイトルに変更したところ、クリック率が3.8%上昇しました。

タイトルでは狙うキーワードだけではなく、課題を解決することを強調する文章を入れることで興味を持ってもらえることがわかる事例でした。

記事を読んでもらうために、SEOに強いタイトルを付けよう

SEOに強いタイトルをつける際のポイントは、以下の通りです。

  • タイトルタグを使う
  • 上位表示されるタイトルと中身をチェックする
  • 30文字前後のタイトルをつける
  • 選定したキーワードをタイトルの左側に入れる
  • タイトルを修正する際は仮説を持つ
  • 複数ページに同じタイトルを付けるのはNG
  • 同じキーワードを入れすぎない
  • カッコや記号を入れて目を引く
  • サジェストや関連キーワードを意識する
  • ベネフィットを入れる
  • 検索クエリを意識する

時間をかけて書いた記事でも、タイトルの付け方が悪いだけで、読んでもらえなくなる恐れがあります。タイトルは、読者が記事を読むか読まないか決める指標となるため、上位ページに表示されているサイトのタイトルを見て分析することも大事です。

記事の執筆にかけた時間を無駄にしないためにも、タイトルの付け方には気を付けてみてください。

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Webマーケティングで成果をあげるために、SEO対策は避けては通れません。 本書では、SEOの効果を高めるためのコンテンツ施策の進め方をご紹介します。