キャスティング

ワールドスポーツが運営する大型釣具店「キャスティング」のアプリは、一般的な会員証など既存顧客向けの機能を搭載していますが、バーコードスキャナーで販促力を高めています。アプリのトップにバーコードスキャナーを配置し、お店で値札のバーコードを読み取ると商品の使い方を動画で見られるのです。

専門知識を人に依存することなく、顧客へ伝えられるため、人的コストを削減しながら高い接客力を維持しやすくなり、機会損失を防げます。

顧客の背中をもう一押しする販促ツールを探しているなら、アプリに商品情報を多く搭載するのもおすすめです。接客の効率化も促せるでしょう。

Amazon ショッピングアプリ

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画像引用:
Amazon.co.jp: バーチャルメイク: ビューティー

Amazonもアプリで新しい取り組みを行っています。それが「バーチャルメイク」。「Eコマースでもコスメを試したい」というユーザーのインサイトを捉え、スマートフォンのカメラで撮影した動画や自撮り写真、あるいは自分以外のモデル写真などを活用して、該当のメイクアイテムを活用したメイクアップ写真をイメージ画像として生成できます。本来であれば店舗で試さなければならないタッチアップ(試用)をバーチャルで完了できるため、地域ユーザーや多忙なユーザーの購入ハードルが下がり、販促に貢献します。

日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王などの約20ブランドが販売する約900以上のリップアイテムが「バーチャルメイク」に対応していて、Eコマースサイトにおける化粧品販売を加速させると思われます。また、Amazonは化粧品会社に顧客の購買行動やレビューなどの情報を提供しており、Amazonを通じた購入が顧客の情報収集に直結して今後の施策に反映できるため、化粧品メーカーにとっても大きなメリットがあります。

化粧品のように実際の使用感が重要な商品に関しては、アプリでトライアル体験を提供し、購入ハードルを下げてはいかがでしょうか。

ダイレクトマーケティングにはアプリが必須に

デジタル化によって顧客と直接的つながるハードルが一気に下がり、ダイレクトマーケティングが重要視されるようになった今、ダイレクトマーケティングの有用な手段であるアプリの重要性も増しています。多くの顧客との接点を持ち、さらにデータ収集によって提案力向上にも貢献するアプリを積極的に活用し、マーケティング施策に取り入れましょう。